Momoと三木美研舎は8月9日、IoTデバイス向けの見守り駆けつけサービス「IoT Saver」の実証実験を開始。秋までにほかの企業への提供を開始すると発表した。
IoTソリューションを扱うMomoは神戸市で警備やビルメンテナンスなどを展開する三木美研舎と共同で、Momoが神戸市内に設置する2ヵ所のIoT潮位センサーの見守り実証実験を実施している。
両社が提供する見守りサービスは、Momoが提供するAPIサーバーに対して電池残量や位置情報、センサー情報などを定期的に送信。センサーの状態を把握して異常があれば24時間以内にスタッフが駆けつけるというもの。料金は一度の駆けつけに対して4000円程度、1機器に対して月額400円程度で提供する予定。今までコストなどの面から難しかったIoT機器自体のトラブルの検出と人間によるメンテナンスが実現できるという。
キャリアの通信ネットワークなど大半の通信インフラは人力でメンテナンスをしているが、IoTサービスは課金額や単価が低いことからメンテナンスがされず、機器のトラブルや不通が実戦配備の妨げになってきたという。Momoと三木美研舎は年内に合同で法人を設立してサービスを提供し、他社のIoTサービスもキャリアの通信施設のように信頼性と安定性の確保されたインフラにしていくことを目指すとしている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります