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カメラ性能最強の2019年夏スマホ ― 第1回

最強カメラはどれだ? 2019年夏スマホ4機種-倶楽部情報局

2019年08月12日 20時30分更新

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 本日は、先週にASCII倶楽部で公開した「最強カメラはどれだ? 2019年夏スマホ4機種 」を紹介します。


最強カメラはどれだ? 2019年夏スマホ4機種

 2019年の夏商戦でも、ハイエンドスマートフォンのカメラ機能の進化は止まらない。特に今年は「Xperia 1」をはじめ、多くのハイエンドモデルがトリプルカメラを搭載。光学5倍ズームや超広角レンズ搭載など、コンパクトボディーにさまざまな撮影機能が搭載されている。そこで今回は、2019年夏のトリプルカメラ&ハイエンドスマホ4機種を徹底比較していく。

 今回ノミネートしたのは、キャリアから販売中の「Xperia 1」と「Galaxy S10+」、SIMフリーの「OPPO Reno 10x Zoom」と「HUAWEI P30」の4モデル。これら4機種での撮影に加えて、参考として昨年モデルとなる「iPhone XS Max」でも同じ条件で撮影・比較した。今回はまず、2019年夏モデルの特徴とこれら4機種のカメラや基本的なスペックから見ていこう。

夏モデルはトリプルカメラの「構成」と「性能」に注目!

 まずは、今夏発売モデルの全体的な特徴を見ていこう。

レンズ構成は各社とも「標準(広角)」「望遠」「超広角」の3つ

 2019年夏スマホのトリプルカメラ搭載モデルは、ほとんどが「標準(広角)」「望遠」「超広角」と画角の異なる3つのカメラを搭載している。ほとんどのモデルが、スマホユーザーが使い慣れている「標準(広角)」カメラに一番高画質なセンサーや明るいレンズを採用し、「望遠」と「超広角」カメラの画質や倍率については、メーカーや機種ごとにどこの機能を重視するかといった違いが出ている。

Xperia 1も標準(広角)、望遠、超広角と3つのカメラを搭載する

 なお、トリプルカメラといっても、基本的に3つのカメラの性質は異なる。多くの場合、一番よく使われる標準の広角レンズに高画質なセンサーを搭載していることが多い。望遠や超広角のカメラの画質や機能は、各機種のコンセプトによって大きく異なる。

望遠レンズは光学3倍や5倍レンズも登場

 スマホのカメラに搭載される望遠レンズは、これまでは光学2倍のものが一般的だった。だが、2019年夏スマホでは光学5倍レンズ搭載モデルも登場。まだ端末数は少ないものの、日中屋外のグラウンドで遠くの人物を撮影したり、望遠鏡的な用途にも使える。カメラ性能を第一にスマホを選びたいユーザーは、望遠レンズの拡大率もチェックするといいだろう。

標準(広角)カメラで撮影

OPPO「Reno 10x Zoom」のハイブリッド6倍ズームで撮影

夜景モードが強化! 明るくローノイズで撮影できる

 昨年から各社とも、夜景をカメラセンサーの性能と画像処理性能の組み合わせでより美しく撮影する「夜景モード」の強化を進めている。今回紹介する4機種は、後からアップデートで搭載されたものを含めて全機種が夜景モード相当の機能を搭載。夜景を色鮮やかかつ少ないノイズで撮影できる。

「Galaxy S10+」にアップデートで追加されたナイトモード。通常の夜撮影と比べてロ―ノイズで撮影できる

 では、これらスマホの高画質カメラの進化点を踏まえつつ、今回ノミネートした4機種のカメラ機能の特徴を見ていこう。

Xperiaファン待望のトリプルカメラ搭載
ソニーモバイル「Xperia 1

 ソニーモバイルの「Xperia 1」は、画面比率21:9と縦長の6.5型有機ELディスプレーを搭載したハイエンドモデル。ドコモ、au、ソフトバンクから発売中だ。シリーズ型番を一新し、カメラ機能もXperia初のトリプルカメラを搭載するなど、撮影機能から画像処理まで大幅に刷新した。

Xperia 1

 カメラは標準(広角)カメラに、F値1.6の明るいレンズと、ピクセルサイズが1.4μmと大きく高感度なセンサー、光学手ぶれ補正を搭載。さらに一眼デジタルカメラ「α」シリーズの技術を取り入れた画像処理アルゴリズム「BIONZ X for mobile」によって、夜景などの暗所撮影にも強くなっている。また、光学2倍の望遠レンズと超広角レンズの1220万画素のセンサーを搭載し、さまざまな画角での撮影を楽しめる。

縦長の6.5型有機ELディスプレーを搭載

過去のXperiaシリーズを思わせる板状のデザイン

 トリプルカメラ搭載により、Xperiaとしては初めて“背景ぼけ”の機能を標準搭載した。一眼デジタルカメラ「α」シリーズの瞳AFも搭載され、他社ハイエンドスマホと同様に、ポートレート撮影を気軽に楽しめる。また、画面表示モードにはソニーの業務用マスターモニターの技術を結集した「クリエイターモード」を搭載。撮影や共有した写真や動画を、プロフェッショナル向けのデータに忠実な色彩表示でチェックできる。

瞳AFや背景ぼけに対応(モデル:秋子いをり)

動画や写真を補正なしに表示する「クリエイターモード」表示に対応

 Xperia 1は多くのXperiaファンが求めていたスタンダードモデルかつ、複数のカメラでより撮影をより深く楽しめるモデルだ。画面は縦長だが、軽量かつ横幅がスリムなので「Xperia XZ」シリーズのユーザーが乗り換えてもほぼ同じ感覚で操作できる。そろそろXperiaを買い換えたいと考えているユーザーだけでなく、カメラ機能の充実したXperiaを待っていたユーザーなら購入を検討すべきモデルだ。

「Xperia 1」の主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
ディスプレー 6.5型有機EL(21:9)
画面解像度 1644×3840ドット
サイズ 約72×167×8.2mm
重量 約178g
標準(広角)カメラ 画角26mm※
約1220万画素(F値1.6)
メモリー積層型イメージセンサー
望遠カメラ 光学2倍ズーム
画角52mm※
約1220万画素(F値2.4)
超広角カメラ 画角16mm※
約1220万画素(F値2.4)
インカメラ 約800万画素(F値2.0)
CPU Snapdragon 855 2.8GHz+1.7GHz
(オクタコア)
メモリー 6GB
内蔵ストレージ 64GB
外部メモリー microSDXC(最大512GB)
OS Android 9
FeliCa
ワンセグ/フルセグ ○/○
防水/防塵 IPX5,IPX8/IP6X
バッテリー容量 3200mAh
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
カラバリ パープル、ブラック、ホワイト(au、ソフトバンク)、グレー(au)

※35mm換算


 続きは「最強カメラはどれだ? 2019年夏スマホ4機種」でお楽しみください。

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