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Xperia 1とWF-1000XM3のコンビは利便性と音質がよいバランスでナイスですね~

2019年08月13日 10時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回は「Xperia 1」のマルチウィンドウの使いこなしです。

 私が初めて購入した音楽プレーヤーは「ウォークマンII WM-2」。いまも音楽プレーヤー専用機を持っていますが、普段音楽を聴くために利用しているのは「Xperia 1」。そこでXperia 1で快適に音楽を楽しむためにソニーのワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WF-1000XM3」を購入しました。今回はそのレビューです。

「WF-1000XM3」2万6000円前後

 WF-1000XM3は、今すっごい人気ですね。価格.comでチェックしてみても売り切れ続出(8月7日時点)。ソニーストアで注文しても「8月下旬以降お届け予定」となっています。すぐに入手できないのは残念ですが、使ってみるとその人気に納得です。

 まずとにかく、ノイズキャンセリング機能が強力なんです。もちろん密閉型の「WH-1000XM3」などと比べると差はありますが、酷暑の時期に密閉型を装着して外を出歩きたくないですからね。

 低ボリュームで音楽を鳴らすだけで、ほぼ完全に外音を遮断できるWF-1000XM3は完全独立型Bluetoothイヤフォンとしては最高レベルのノイズキャンセリング性能を備えています。電車車内でパーリーピーポーに囲まれてしまっても安心です。しゃっ!しゃっ!しゃっ!

エアコンの音ぐらいならほぼ完全に消し去ってくれます。屋外で音楽を聴く際にも環境音を抑えてくれるので、ボリュームを上げずに音楽を聴けるというメリットもあります。耳に優しいイヤフォンなのです

 そして装着者の行動を検知して、ノイズキャンセリング機能をコントロールしてくれる「アダプティブサウンドコントロール」が移動中はとにかく安心。たとえば電車に乗って移動しているときは外音を消して、電車を下りてホームを歩いているときは外音を聞かせてくれます。快適かつ安全ですよ。

ノイズキャンセリング機能が強力なだけに、自動で外音をコントロールしてくれる「アダプティブサウンドコントロール」は安全面で必須機能と言えます

 LDAC非対応なWF-1000XM3ですが、音質も個人的には十分合格点。音が途切れるほうがストレスなので音質モードは「音質優先」ではなく「接続優先」を選んでいますが、イコライザーで「Bright」を選択しています。私は高域の抜けがよい音が好みなのでBrightを選んでいますが、皆さんも好みのプリセット、設定を試してみてください。

イコライザーのプリセットはBright、Excited、Mellow、Relaxed、Vocal、Treble Boost、Bass Boost、Speechなどが用意されています

 ちょっと気になるのは接続性がそれほど高くないこと。都内の繁華街では尻ポケットにXperia 1を入れていると音が途切れることがよくありました。音楽を聴くときは音が遅延しても構わないので、バッファにもっと音楽データを保存して接続性を重視するモードがあってもいいのになと思います。

 あとは夏場に装着していると汗で故障するのではないかとちょっと心配。防水はともかく、せめて防滴には対応してほしいところです。

現行の主要製品のほとんどが防水または防滴に対応しています

 音は上を見ればキリがありませんが、Xperia 1とWF-1000XM3は、利便性と音質が高い次元でバランスした組み合わせでナイスですね~(by 全裸監督)。スター・ロードもそろそろ初代ウォークマン「TPS-L2」を卒業して、つぎの冒険はXperia 1とWF-1000XM3を携えて出発することをオススメします。


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