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サムスンの発表会で突如現われたノートPC「Galaxy Book S」

2019年08月08日 17時30分更新

Snapdragon採用のノートPCがサムスンから!

 サムスン電子は7日(現地時間)、米ニューヨークで「Galaxy Unpacked 2019」を開催。その中でSnapdragonを採用したWindows PC「Galaxy Book S」を突如発表。MicrosoftのCEOであるサティア・ナデラ氏がゲストに登壇して両社の密接な関係をアピールした。

突然発表された「Galaxy Book S」

 Galaxy Book Sは、OSにWindows 10、SoCにSnapdragon 8cxを採用したノートPC。CPUは7nmプロセスのオクタコアで、クロック周波数は最大2.84GHz。メモリーはLPDDR4Xで8GB、内蔵ストレージは256GB/512GBで、microSDカードを1TBまで対応する。

握手を交わして蜜月をアピールするサムスンのIT&Mobile Communications 社長兼CEOのDJ Koh氏(左)とMicrosoft CEOのサティア・ナデラ氏

 ディスプレーは13.3型フルHD TFT液晶で、画面のアスペクト比は16:9。10点までのマルチタッチ対応で、上部ベゼルに720Pのウェブカメラを内蔵する。バッテリーは42Whで、動画の連続再生時間は23時間。USB Type-Cポートを2つ装備し、PD2.0やQC2.0での充電が可能だ。

非常に薄型のボディーを採用

キーボード部。電源ボタンは指紋センサー一体型

 nanoSIMスロットを備え、LTE Cat.18の通信をサポート。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0、GPS、Windows Hello対応指紋センサー、AKGチューニングによるステレオスピーカーなどを搭載する。

展示機のシステム情報。Windows 10 Homeを搭載するが、地域などによってはWindows 10も選択可能

 本体サイズは約305.2×203.2×6.2~11.8mm、重さは0.96kg。発売は9月の予定で、価格は999ドルから。発表会では「新時代のモバイル製品」として紹介され、Microsoftとの協業による「スマホ同期」でのGalaxy Note10との連携、Galaxy Note10とUSB接続する「DeX」によるファイル連携など、Galaxyシリーズとの組み合わせで、生産性の向上を図る製品としてアピールされた。

スマホ同期では、スマホの画面のミラーリングなどにも対応する

 まずはサムスンの公式サイト、または米Verizonから発売される予定だが、現時点では日本での発売については明らかにされていない。

すでに発表済みのタブレット「Galaxy Tab S」も
あらためて紹介

 さらに、Androidタブレットとして「Galaxy Tab S」も紹介された。すでに7月31日に発表されたものが改めて紹介された形だが、Galaxy Note10シリーズに搭載されたGalaxy Notesアプリの手書き文字の変換機能などのアップデート、Samsung DeXの機能向上により、キーボードを接続してのPCライクな使い方の強化といった特徴を備える。Sペンは本体背面にマグネットで装着すると充電され、Galaxy Noteシリーズなどよりも太く書きやすいペンとなっている。

Galaxy Tab S6

PCライクに操作できるSamsung DeXをサポート

Sペンは太めなので持ちやすく書きやすい

背面にマグネットで装着する

 Galaxy Book SとGalaxy Tab S6にGalaxy Note10シリーズを加えて、Galaxyシリーズで生産性の向上を狙ったというのが、今回の新製品の特徴だろう。

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