Snapdragon採用のノートPCがサムスンから!
サムスン電子は7日(現地時間)、米ニューヨークで「Galaxy Unpacked 2019」を開催。その中でSnapdragonを採用したWindows PC「Galaxy Book S」を突如発表。MicrosoftのCEOであるサティア・ナデラ氏がゲストに登壇して両社の密接な関係をアピールした。
Galaxy Book Sは、OSにWindows 10、SoCにSnapdragon 8cxを採用したノートPC。CPUは7nmプロセスのオクタコアで、クロック周波数は最大2.84GHz。メモリーはLPDDR4Xで8GB、内蔵ストレージは256GB/512GBで、microSDカードを1TBまで対応する。
ディスプレーは13.3型フルHD TFT液晶で、画面のアスペクト比は16:9。10点までのマルチタッチ対応で、上部ベゼルに720Pのウェブカメラを内蔵する。バッテリーは42Whで、動画の連続再生時間は23時間。USB Type-Cポートを2つ装備し、PD2.0やQC2.0での充電が可能だ。
nanoSIMスロットを備え、LTE Cat.18の通信をサポート。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0、GPS、Windows Hello対応指紋センサー、AKGチューニングによるステレオスピーカーなどを搭載する。
本体サイズは約305.2×203.2×6.2~11.8mm、重さは0.96kg。発売は9月の予定で、価格は999ドルから。発表会では「新時代のモバイル製品」として紹介され、Microsoftとの協業による「スマホ同期」でのGalaxy Note10との連携、Galaxy Note10とUSB接続する「DeX」によるファイル連携など、Galaxyシリーズとの組み合わせで、生産性の向上を図る製品としてアピールされた。
まずはサムスンの公式サイト、または米Verizonから発売される予定だが、現時点では日本での発売については明らかにされていない。
すでに発表済みのタブレット「Galaxy Tab S」も
あらためて紹介
さらに、Androidタブレットとして「Galaxy Tab S」も紹介された。すでに7月31日に発表されたものが改めて紹介された形だが、Galaxy Note10シリーズに搭載されたGalaxy Notesアプリの手書き文字の変換機能などのアップデート、Samsung DeXの機能向上により、キーボードを接続してのPCライクな使い方の強化といった特徴を備える。Sペンは本体背面にマグネットで装着すると充電され、Galaxy Noteシリーズなどよりも太く書きやすいペンとなっている。
Galaxy Book SとGalaxy Tab S6にGalaxy Note10シリーズを加えて、Galaxyシリーズで生産性の向上を狙ったというのが、今回の新製品の特徴だろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります