NECは7月29日、未来の遠隔教育の体験学習を6月より提供開始したと発表した。
5Gの持つ超高速・大容量通信、多数同時接続、低遅延という特徴を活かし、さまざまな企業とパートナリングを組んで新ビジネスを創出するNECのプロジェクト「5G Co-Creation Working」の一環としている。
今回のプロジェクトではMXモバイリング、クレセントと共同で行ない、上智大学の協力を得て、都内の各社のオフィスや上智大学の4拠点をLTE回線で結んでプレゼンテーションやディスカッションを行なった。各教室やオフィスの様子に臨場感を与えるためスマートグラスやリストバンドを介したNECの感情分析ソリューション、映像データを基にした表情分析ソリューションを利用している。
同社では、今回の授業を通して遠隔授業であっても講師と生徒が共に臨場感のある授業を体感でき、リアルタイムに生徒の感情を可視化できることなどの成果が得られたとしている。一方、音声や映像の遅延などによるストレスを感じる場面もあるなど、5G通信で明確に改善される課題が発見され、今後は課題の解決策を検討しながら新たなサービスの創出に向けて継続した活動を行なうという。
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