Ryzen 5 3400Gを使う場合、先にVGAドライバーとBIOS更新が必要
話題の「Ryzen 5 3400G」と「DeskMini A300」でギャルゲー専用PCを組んだ
組み立て手順を解説
ここからは、実際にDeskMini A300の組み立て手順を紹介していきます。VGAドライバーやBIOS更新を自宅でする場合、まずは前世代のCPUを組み込む必要がありますが、CPUの付け替え自体はそれほど難しくありません。組み立て自体も、慣れている人なら15分前後、初めて触るという人でも1時間あれば終わると思います。DeskMiniにはイラスト付きのマニュアルも付属するため、困ったら確認するといいでしょう。
①DeskMini A300背面のネジを外し、内部にアクセス
まずは背面4隅のネジを外し、マザーボードが装着されたトレイを引き出します。ケースと繋がっているコネクターはいったん外してしまいましょう
取り出したトレイ。このままでも作業はできますが、2.5インチベイを使う場合はさらに四隅のネジを外し、マザーボードだけの状態にしたほうが作業性はいいと思います
②CPUをソケットに装着
マザーボード中央部分のCPUソケット。ここにRyzen 5 3400Gを装着します。実際に筆者が組み立てる際は、まずBIOSとドライバー更新をするため旧世代の「Ryzen 5 2400G」を装着して組みました。装着方法自体はどちらも一緒です
ソケット横のバーを持ち上げてから、向きに注意しつつCPUを装着。最後にバーを下ろして装着完了です。
CPUの取り付け方向にはくれぐれも注意してください
③CPUクーラーを装着
オプションのCPUクーラーを装着します。CPUソケット横の固定器具にあるツメにフックをひっかけ、最後にレバーを下げて固定
CPUファンのコネクターはマザーボード左下にあるので、ついでに挿しておきましょう
ちなみに、Ryzen 5 3400G付属の「Wraith Spire」を装着しようとするとこうなります。絶対入りません。冷却力を高めたい場合、別売の対応クーラーを購入するといいでしょう
④メモリーの装着
メモリースロットはマザーボードの下部に配置されています。スロットの両サイドにラッチがあるため、すべて起こしておきましょう
メモリーを正しい向きでスロットに挿しこみます。しっかり挿されば自動的にラッチが下りるので、きちんと奥まで挿しこみましょう
⑤Wi-Fiキットの装着
Wi-FiキットとSSDを装着するためのM.2スロットは、CPUクーラー右側にあります。両スロットが上下に重なっているため、Wi-Fiキットを利用する場合はSSDより先に装着する必要があります
モジュールにアンテナケーブルを装着するのを忘れずに。最終的にアンテナはPCケースの外に出すため、ケーブルの取り回しには要注意です