ズームライバル、HUAWEI P30 Proと画質比較
撮影テストは2019年6月下旬、中国・上海。まずはHUAWEI P30 ProとReno 10x Zoomのカメラを起動して等倍で。昼間にビル街を撮影。
続いてハイブリッド10倍ズーム。
若干暗くなってから、今度は東方TVタワーを撮影します。等倍から。
こちらもハイブリッド10倍ズーム。
画像は圧縮していますが、スマートフォンの画面で見る限りはReno 10x Zoomも十分な画質と言えます。東方TVタワーの10倍の色合いはだいぶ違いますが、細かいところもそこそこ写してくれています。日常的に使うのであれば、Reno 10x Zoomでも満足できそう。
そして「月面も写せる」とファーウェイが謳う、デジタル超高倍率を試してみます。筆者もHUAWEI P30 Proでたまに使いますが、月面ならまだしも、街中の風景などはどうしてもデジタルズームならではのジャギーが目立ちます。HUAWEI P30 Proの50倍ズームは「記録用」として使うことがほとんど。Reno 10x Zoomでも同じ被写体を、50倍そして最大倍率の60倍で撮影してみました。
50倍対決ではHUAWEI P30 Proのほうが若干シャープな写り。また、Renoの50倍と60倍はそれほど大きな画角の差は無いようです。そして若干暗い東方TVタワーで比べると、やはりファーウェイのほうが画質は良い感じ。この辺りは暗いシーン撮影を前機種から得意としているファーウェイが勝っていると言えます。
とはいえどちらも画質的にはやはり「記録」用途でしょう。日中普通に使うならRenoの50倍、60倍も実用性はあるでしょう。
さてこの撮影テストをしたのは6月下旬。この直後に筆者は日本へ向かい、冒頭に書いたOPPOのイベントに登壇したのでした。そしてこのカメラ性能を上海で体感した後に李氏の話を直接伺うと「本気でReno 10x Zoomを最強カメラフォンにすべく努力して開発した」という熱意を十二分に感じられたのです。
「よし、Reno 10x Zoom、買っちゃおう」。李氏と対話をしている最中に購入を決意したのはいうまでもありません。
Reno 10x Zoomの定価は10万円を超えますが、イベント協賛の「ひかりTVショッピング」(NTTぷらら運営)のキャンペーンを使うと、最大で実質3万円台まで値引きされ、かなりお得な値段で購入できます。ということで、筆者もひかりTVショッピングを利用してオンラインで注文。発売日はすでに海外出張へ再出発してしまったため、日本の実家に届いたReno 10x Zoomとのご対面は7月末の予定です。
ところでイベント会場にはReno 10x Zoomのカメラ機能をテストするためにこのようなものが展示されていました。鉄道模型の小レイアウトで、実際に車両が奏功しています。これは昔に廃線になった木曽森林鉄道に実在した「上松Ωループ」を再現したもので、山野順一朗氏の作品。
実は筆者、大昔は「時刻表」鉄でしたが、実物はナローゲージファン。木曽森林鉄道やら北海道の簡易軌道好きだったのです。まさか、OPPOのイベント会場でこんな精工なレイアウトと車両を見られるなんて思いもよりませんでした。
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