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ヤフー・日建・東急らが取り組み

ビッグデータとVRで「街の欲求」可視化したアートを展示

2019年07月22日 12時30分更新

 ヤフー、日建設計、東京急行電鉄は7月16日、ビッグデータとVRを用いたアート「CityAtmosphere:VR image to glimpse wishes in the air」の展示イベントを開催する。VRヘッドセットを通して動画を見ることで「街の欲求」を体感できるというもの。

 ビッグデータを用いて街ごとに異なる訪問者の欲求を可視化し、街づくりに活用していくための取り組みの一環として開催されるもので、東京都千代田区のヤフー本社内にあるオープン・コラボレーションスペース LODGEにて7月19日~21日の3日間実施される。

 キーワード群の文字列をドットに見立てて無数に並べて街の風景を再現。VRヘッドセットを装着した観覧者は、「特定の箇所に目線を合わせることで、その箇所がズームされ文字列が見やすくなる」「街ごとの12の欲求に分類されたキーワードの一部の文字列が、欲求ごとの大まかなまとまりとして表示され、文字列が読み上げられる」といった形で、“街の欲求”を体験できるとしている。

「街の欲求」可視化の仕組み

 「街の欲求」の可視化にあたっては、ユーザーの特定が不可能な状態に加工されたヤフーのビッグデータを用いている。特定の街を訪れた人々が検索したキーワード群を12の欲求に分類、ランキングやレーダーチャートで表現しているとのこと。

 この可視化の結果は「訪問者の欲求から街が持つニーズや課題などを導き出せるため、人の流れなどの統計データとは異なる街づくりへの活用が期待できる」としている。

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