第3世代RyzenではPCI Express Gen4のSSDが利用でき、大きく性能が向上とアピール
イベントでは日本AMD株式会社 ジャパンマーケティング本部 スペシャリスト 佐藤美明氏による、AMD製品の説明などが行なわれた。佐藤氏が担当したのは、AMDのRyzenに関するセッションが2回、Radeonに関するセッションが1回で、それぞれ6月の上旬にロサンゼルスで行なわれたAMDの記者会見で発表されたデスクトップ・プロセッサの「第3世代AMD Ryzenプロセッサー」(以下第3世代Ryzen)および、グラフィックスボードの「AMD Radeon RX 5700グラフィックス」(以下Radeon RX 5700シリーズ)という新しいアーキテクチャのCPU、GPUに関しての説明を行なった。
第3世代Ryzenに関しては、ロサンゼルスで行なわれた第3世代Ryzenの発表会などで説明された特徴が説明され、従来からのRyzenの特徴だったマルチスレッド時の性能だけでなく、シングルスレッド時の性能が向上しているとアピールした。
また、佐藤氏は、Intel「Core i9-9700K」+NVIDIA「GeForce RTX 2060 SUPER」+CFD「PG3VNF」1TB(CSSD-M2B1TPG3VNF、ただしPCIe Gen3で動作)と、AMD「Ryzen 7 3700X」+AMD「Radeon RX 5700」+CFD「PG3VNF」1TB(CSSD-M2B1TPG3VNF、PCIe Gen4で動作)というシステムを利用して、CrystalDiskMarkを利用したSSDのベンチマークを行なった。
CFDの「PG3VNF」1TB(CSSD-M2B1TPG3VNF)はPhison製コントローラ「PS5016-E16」を利用してPCI Express Gen4に対応したSSDで、第3世代RyzenでPC向けのプラットフォームとしては初めてサポートされたPCI Express Gen4モードで動かすことが可能になっている。
佐藤氏のセッションに先駆けて行なわれたCFD販売株式会社 事業推進部 コンポーネントマーケティンググループ リーダー 新垣裕一氏のセッションではそのPhison社のエンジニアが紹介されるなどした。そしてその比較では、シーケンシャルリード(Q32T1)ではIntel側が約3460MB/秒だったのに対して、AMD側では約4976MB/秒と、同じSSDなのに約44%も性能が向上するとデモされた。
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