「松屋のカレーに味玉がのりました」としか言いようがない
筆者もアスキーグルメでそれなりに記事を書いてきましたが、味玉オリジナルカレーはほんとうに評価に困ります。松屋のカレーに味玉がのりました、としか言いようがないからです。そこをなんとかするのが編集者の力量だろと言われそうですが、ふくらませないほうが、むしろ伝わりやすいものもあります。
味玉は「うん、醤油に漬けた味玉ですね」という感じです。イマイチではありませんが、特別に驚きもない。生玉子、あるいは半熟玉子であれば、カレーにまざってなにかしら味の変化もありますが、固めの味玉なのでそのようなこともありません。なお、カレーは、松屋のいつものカレーです。
味玉が好きなら、カレーの上に味玉がのっているので、うれしいでしょう。小学生並みの感想です。べつに味玉がカレーの邪魔をするわけでもない。ただ、とくにマジックが生まれているわけでもない。
結果的に、「1+1=2」という、おそらくもっとも単純な数式が頭に刻み込まれることになります。カレー+味玉=味玉オリジナルカレーです。「おまえをうわまわる1200万パワーだーっ!!」みたいなことは皆無だと思います。カレーの上に味玉をのせたことにとびきりの愉悦を感じられるならまだしも。
そもそも「サイドメニューに味玉を追加しました! カレーにトッピングするのもオススメ!」とすればよかったのかな、という気はします。カレーにのせて新メニューですよと宣伝されると、そこまでなのかな……と思ってしまう。定期的に新メニューを開発しなければいけない事情もあるのかもしれませんが。
悪くはないです。カレーと味玉なので。すごくもないです。カレーと味玉なので。……何度も同じ話をするなと言われるかもしれませんが、それ以上のことはなかなか見つからないと正直に思いました。
店舗限定とはいえ、同日に「ごろごろチキンのバターチキンカレー」がDROPされているだけに、なおさら「新しいものが見つからない」と感じます。おすすめですか、と聞かれたら……「食べてもいいし、食べなくてもいいし……」と答えるかなあ……。そんなメニューです。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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