EnterTech Labは7月9日、音楽アーティスト向け活動資金調達プラットフォーム「CHACCA」(チャッカ)正式版をオープンしたと発表。
音楽アーティストが、ネット上で独自のデジタルエンブレム(会員権)を発行。ファンやユーザーが購入・売買することで、活動資金を集めることができる。
エンブレム価格は100円から設定でき、誰でも気軽に投げ銭感覚で参加可能としている。エンブレム所有者には、アーティストのライブチケット先行購入権や楽屋招待権、握手権、ライブ打ち上げ参加権、オリジナルビデオメッセージ、ライブエンドロール名前掲載などの特典を提供する。
また8月以降に、所有エンブレムをCHACCAユーザー同士で売買できる二次流通機能を提供予定。エンブレム価格は需要と供給により変動し、所有者は人気が高まったアーティストのエンブレム売却差額を利益として得られるという。アーティストにも売却差額の一部がインセンティブとして還元され、活動の資金源となる。
近年、音楽ソフト市場の縮小により、既存ビジネスモデルが機能しなくなってきてる。
同社は、新しいアーティスト育成のエコシステムを創出することで、音楽業界の課題解決や活性化につなげたいと考え、CHACCAの開発・提供にいたったという。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります