週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

有機ELディスプレー不足の恐れ:

日本の輸出規制強化、iPhoneにもダメージ?

2019年07月04日 07時00分更新

 日本が韓国を「ホワイト国」指定から外すことによる半導体材料の輸出規制は、iPhoneにもダメージを与えそうだと米メディアを中心に騒がれている。

 輸出規制強化の対象となるフッ化ポリイミドは有機ELディスプレーの材料として、レジストは基盤の感光剤として、フッ化水素は半導体の洗浄に利用されている。

 そのためこれら3品目が不足すれば、サムスン電子やLG電子の工場が停止する恐れがある。結果、iPhoneに必要な有機ELディスプレーが足りなくなり、製造量が減ってしまうとの流れだ。

 日本経済新聞によると韓国企業が抱えている在庫量は通常1~2ヵ月分であり、追加調達ができずに輸出審査にかかる約3ヶ月の期間を過ぎれば、工場の稼働が停止する可能性があるという。


筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事