週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

あの“グラブル”が格闘ゲームに!

「グランブルーファンタジー ヴァーサス」CBTレポート!

2019年07月08日 13時00分更新

 2019年にサイゲームスより発売予定の「グランブルーファンタジー ヴァーサス」。タイトルでわかるように、ユーザー数2000万人を超える人気スマホ向けRPG「グランブルーファンタジー」(以下、グラブル)を題材にした対戦格闘ゲームだ。

 ここでは、5月31日~6月2日にかけて行われたクローズドベータテスト(以下 CBT)の様子をもとに、どんなゲームなのかを紹介していきたい。

 ゲームを起動してまず目を引くのが、グランサイファー(主人公たちが乗る騎空団)を模したオンラインロビー。看板上にズラリとゲーム筐体が並び、プレイヤーはグラブルキャラの姿をしたアバターを操作して自由に歩き回ることができる。

 筐体に座って対戦マッチングをする以外にも、定型文チャットやスタンプ(グラブルと同じ絵柄)、コミュニケーションノートなどを使ってほかのプレイヤーとの交流を楽しむことができる。1つのロビーには64人までが入場できて、CBT期間は空いている座席を探すのが困難なほど賑わっていた。

 基本的なバトルシステムは、方向+弱中強の攻撃ボタン(と特殊技ボタン)というオーソドックスなモノだ。コマンド入力が必要なのかと不安視する人もいるかと思うが、本作では方向キー+アビリティ(デフォルトではR1ボタン)を押すだけで、簡単に強力で見栄えのする必殺技が繰り出せる。

 操作が簡易的だと思うかもしれないが、本作の必殺技には次に繰り出すまでの“クールタイム”が用意されてる。強い技ばかりを連発するような安易なプレイを防ぎながら、グラブルのシステムを格闘ゲーム上でうまく再現しているという仕組みだ。

また、クールタイムが少しだけ短くなるコマンドも用意されているので、このあたりでプレイヤースキルの差が生まれてくる。

 ほかにも、後ろ方向以外にも1ボタンでガードが可能であったり、ボタン連打で繰り出せるコンボが用意されていたりと、初心者から上級者までの幅広いプレイヤーが、自分なりのスタイルで楽しめそうな印象だ。

 グラブルファンには気になるであろうキャラクター再現度だが、クローズドβ版で使えたキャラクターはグラン(男性主人公)、カタリナ、シャルロッテ、ランスロット、フェリの5人で、それぞれの攻撃方法やリーチ差、機動力などがしっかりと差別化されていて、いずれもグラブル同様の個性が確立されていた。

 そうしたキャラクターたちを自由に操作できることだけでも十分ウレシイのだが、さらに見逃せないのは奥義の存在だ。

 これは、移動や攻撃をすると溜まっていくゲージを消費して繰り出す“超必殺技”なのだが、技のチョイスがグラブルでのSSRキャラで使われているのと同様なのが熱いところだ。

 技の威力以上に「スマホの画面で見ていたあの技は、こんな動きだったんだ!」と興奮できることは間違いない。

 グラフィックスに関しては、真横からの2Dに見える対戦画面なのだが、Unreal Engine 4で描かれた3Dのキャラクターをアニメ調のレンダーで表示している。そのため、対戦前の登場シーンや奥義発動時、勝利シーンなどでは、視点がグリグリと変化する。キャラクターたちのよりカッコいい姿を拝むことができる。

 今回紹介したのは完成前のCBTのものではあるが、基本的な部分に関してはほとんど出来上がっている雰囲気が出ていた。魅力的なキャラクターがたくさんいるグラブルだけに、今回の5人以外に誰が登場してどんな技を使うのか、とても気になるところだ。

 なお、この夏に開催されるイベント“グラブルエクストラフェス2019”の仙台会場(7月27、28日)、大阪会場(8月3日、4日)では、本作の試遊コーナーが用意されるとのこと。CBTに参加できなかったグラブルファンの諸君は、ぜひとも足を運んでみてほしい。

グランブルーファンタジー ヴァーサス
●ハードウェア:PS4
●ジャンル:対戦格闘
●発売日:2019年発売予定
●価格:未定

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう