週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

有料だけど使うべき! 仕事に役立つ優良iPhoneアプリ10選

2019年06月30日 10時00分更新

 筆者のiPhoneには常に1000個以上のアプリが入っており、AppStoreの履歴を見ると、2008年から無料も含め2600以上のアプリをダウンロードしている。そんな膨大な数のアプリを試していると、まともに動作しなかったり、使い物にならないものにもよく出会う。無料なら削除すればいいだけなのだが、有料の場合は泣き寝入りするしかない。基本的には購入を取り消すことはできないのだ。

 さまざまなアプリを使いまくり、アプリの酸いも甘いも噛み分けた筆者が、有料アプリの中で購入もしくはサブスクリプション契約して大満足しているiPhoneアプリを10個厳選し、紹介しよう。

【オススメ優良有料アプリ その1】
すべてのウェブサービスで異なる
複雑なパスワードを付けられる「1Password」


1Password


作者:AgileBits Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


 ウェブサービスのパスワードを使い回すと、どこかのサービスのアカウント情報が漏洩した場合、芋づる式にすべてのサービスに不正アクセスされてしまう。とは言え、パスワードを個別に設定すると覚えることができなくなる。そこでオススメなのがパスワード管理アプリだ。

 パスワード管理アプリに必要なのは、まずマルチプラットフォーム対応であるということ。iPhoneをはじめ、PCやタブレット、他のスマホでも利用できなければいけない。PCブラウザーのChromeやFirefox向けに拡張機能が公開されていれば、登録が簡単にできる。さらに、重要なデータを預けるのだから、強固なセキュリティー機能を備えている必要がある。

 先進の技術を備え、常にアップデートしているアプリは当然有料となる。いくつか候補はあるのだが、筆者が利用していて大満足しているのが「1Password」。年払いなら月2.99ドルとなる。アプリを起動して、登録したサービス名を選ぶだけでIDとパスワードが入力されるのは便利この上ない。手間の軽減のためにも、セキュリティーを高めるためにも、ぜひ活用したいイチオシアプリだ。

PCで新規のサインインを検知すると自動的に「1Password」へ登録できる

iPhoneでログインする際は「1Password」をタップ

アカウントを選択すれば、自動的にパスワードが入力され、サインインできる

【オススメ優良有料アプリ その2】
仕事で利用するなら
サブスクリプション契約が必要な「Office 365」


Microsoft Office 365 Solo販売ページ


作者:Microsoft Corporation
価格:無料(アプリ内課金あり)


 iPhone用のWordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリは無料で公開されており、機能制限版ではあるものの、個人利用であればそのまま利用できる。しかし、仕事で使うなら、Office 365のサブスクリプションを契約する必要がある。契約アカウントでサインインすれば、フル機能が使えるようになるというメリットもある。

 さまざまなプランが用意されているが、会社持ちではなく自分で契約するなら、「Office 365 Solo」がオススメ。年額1万2744円でスマホ向けのみならず、Windows/Macでも利用できる各種Officeアプリに、クラウドストレージアプリOneDriveが1TB、ネット通話アプリSkypeの60分の通話も付いてくる。

 法人向けの「Office 365 Business」は年月1万1664円と少し安く、個人で契約することも可能。ただし、クラウドストレージアプリが「OneDrive for Business」となり、Windows 10付属のOneDriveとは別アカウントになるので注意が必要だ。

Wordで対応プランを契約した場合、セクション区切りやワードアートに対応し、変更履歴を追跡して校閲できるようになる

Excelの場合は、ワードアート対応に加え、グラフ要素を追加して修正したりできるようになる

Office 365 Soloの検討・購入ページ。「一般法人向け」から「Office 365 Business」を選んでもいい

【オススメ優良有料アプリ その3】
利便性と冗長性を考えて
クラウドストレージアプリ「Dropbox」や「OneDrive」を使う


Dropbox


作者:Dropbox, Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


 仕事で利用するデータは常にどこからでも利用できるようにしておきたい。あのデータは事務所にしかないので、戻ってから対応します、なんて返事をしていたのでは仕事ができないと見なされかねない。かといって、USBメモリーに入れるのは紛失のリスクが怖すぎるので、オススメはやはりクラウドストレージ。端末に保存するのではなく、クラウドに保存しておき、必要に応じて利用する端末から自由にアクセスできるのが特徴だ。

 またクラウドストレージサービスは、当然だが高度なセキュリティー機能を備えている。ファイルのバックアップ先として利用するのもオススメだ。

 無料で数GBを利用できるサービスもあるが、ちまちま容量を考えるのは面倒。1TBの容量を確保し、ガンガン使い倒した方がオトクだ。前述のOffice 365をサブスクリプション契約しているなら、OneDriveの容量が1TBになっているので追加料金なしでOK。

 Office 365は不要というなら、「Dropbox」もオススメ。Plusプランなら月額1500円で2TBの容量を利用できるようになる。端末を紛失したときに遠隔操作でDropboxフォルダーを削除し、情報漏洩を防ぐ機能を搭載してるのもウリ。

必要なファイルがクラウドにあれば、何かあっても外出先で迅速に対応できる(画面はOneDrive)

ファイルの共有も簡単。ダウンロードURLを送るだけなので、通信量を消費することもない

Dropboxのプラン。2019年6月には機能強化と値上げが実施された

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事