Paidyは6月28日、台湾市場に進出することを目的に、トライリンクアジアと三環亞洲股份有限公司(以降は、両社をあわせてトライリンク)を買収した。トライリンクは、同地で後払い決済サービスを提供したり、台湾・東南アジアへのEC進出を支援したりしている。Paidyはトライリンクの経験と実績を活かし、台湾における「Paidy 翌月払い」拡充を推進する。
Paidy 翌月払いは、翌月おまとめ払いのEC向け決済サービス。決済方法はメールアドレス、携帯電話番号、SMS(ショートメール)あるいは、自動音声で案内する本人確認の4桁の認証コードを入力するだけ。事前の会員登録は不要で、クレジットカードがなくても利用できる。
今回の台湾市場進出に関して、Paidyの代表取締役社長の杉江陸氏は「EC市場の成長と環境整備が急速に進んでいる台湾において、Paidyの優れたUXデザインと、ビッグデータ・アナリティクスに立脚した卓越したリスク管理能力を活用して、決済事業を推進します。トライリンクのチームがもたらしてくれる豊かな経験と実績をあわせ、現地企業はもちろんのこと、台湾市場に興味を示しているPaidy加盟店様の自社ECによる、同地進出の支援も推進します。また、弊社最大の投資家である伊藤忠商事は、同市場において、広範なビジネスネットワークを有しており、様々な協業が期待できます」とコメント。
トライリンク代表の橋本茂氏は、Paidyの合流について「Paidyの良さを最大限に活用し、より快適な決済体験をお客様に提供することが可能となります。認知度の高い『Paidy』ブランドと企業としての信用力を活用し、台湾EC市場のさらなる発展に貢献してまいります」と述べている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります