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集客力が圧倒的に強い 千葉ジェッツがBリーグのビジネスで最も優秀

2019年06月25日 20時30分更新

 デロイト トーマツ グループのスポーツビジネスグループは6月25日、「Bリーグマネジメントカップ 2018」を発表した。国内男子プロバスケットボールリーグであるBリーグのB1とB2に所属する全クラブを対象に、ビジネスマネジメントの側面(経営面)をランキング化したもの。

 Bリーグが公表したB1とB2に所属する36クラブの2017〜2018年の財務情報など公開情報をもとに、ビジネスマネジメントで重要なテーマ「マーケティング」「経営効率」「経営戦略」「財務状況」の4つの視点で、計11のKPIを設けて分析。ランキングはそれぞれのKPIを数値化し、集計した。

 B1覇者は千葉ジェッツ。千葉ジェッツは、Bリーグ全体で唯一平均入場者数5000人台を突破する集客力が評価されたという。入場料収入や物販収入の牽引はもちろん、常時アリーナ集客率が85%を超えることもあり、さらなるリピーターの創出やスポンサー獲得に繋がっていると考えられるとのこと。

 B2覇者は秋田ノーザンハピネッツ。秋田ノーザンハピネッツは、B2平均の2倍近い観客数を集めたり、売上高がB1時代の前年を上回ったり、降格の影響を感じさせない強さを見せた点が評価されたという。

 スポーツビジネスにおけるクラブチームのマネジメントでは、いかに試合に勝つかという「フィールドマネジメント」と同様に、いかにビジネスとして収益を上げ、事業拡大をするかという「ビジネスマネジメント」も重要だとした。同社は、今回新たに発表したランキングのほかに、Jリーグでも同様の分析をランキング形式にまとめた「Jリーグマネジメントカップ」も発行している。これらはスポーツビジネスの発展に向け、事業や経営などの観点で関心と理解を広げることを目的としたものだとする。

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