デジカメデータのRAW現像書き出し時間も悪くない結果に!
続いて、実用的なデジカメデータのRAW現像を試してみた。Adobe Lightroomで2400万画素のデジカメで撮影したRAWデータ500枚の書き出し時間の測定だ。
PSD16bit形式のデータは、1枚あたり約140MBほどあり、JPEG形式のデータは絵柄によって差はあるものの1枚あたり10MBから12MB程度のサイズだ。ファイルサイズの大きさの違いで、PSD16bit形式での書き出しでは頻繁にディスクアクセスも行なわれており、多少書き込みの待ち時間が生じてCPUの使用率が上下していると思われる。
JPEG形式での書き出しではディスクアクセスがかなり少なくCPU使用率もそれほど大きな差が見られなない。肝心な書き出し時間はPSD16bit形式が約18分37秒、JPEG形式での書き出しが約17分04秒だった。
この処理時間が長いか短いかといえば低電圧版のCore i7ではあるものの、PSD16bit形式での書き出しに1枚あたり約2秒で処理できていると考えられるのでそんなに悪くない数値だ。500枚の現像にで18分程度なら待ち時間も苦にならないだろう。
なおLightroomでの書き出しは、CPU性能が重要なのはもちろんだが、書き込み先であるストレージもかなり重要だ。
「m-Book N510BD-M2S2」には、スタンダート構成でも起動ドライブにSSDが採用されているのも重要な要素だ。M.2方式とはいえ、SATA3接続のSSDとしては十分というかほぼ頭打ちの速度がでている。
なお、購入時のカスタマイズではストレージの変更が可能で高速なアクセスが可能なNVMe接続のSSDも選べるようになっているが、スタンダートの構成で十分にサクサク軽快に動作するので、よほど重い作業をしない限りは差を感じることはないだろう。
ちょっとゲームや写真編集などもするメインマシンに最適な1台
m-Book N510BD-M2S2は、15.6型のスタンダードなノートパソコンだが、モバイル版のCore i7にGeForce MX150、起動ドライブにSSDを採用し、光学式ドライブもついている。コストパフォーマンスが高く、値段以上の満足感を得られる基本をきっちり抑えたノートパソコンとなっている。メインマシンで使うノートパソコンで、ちょっとゲームや写真編集もしたりという人は、検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book N510BD-M2S2 |
CPU | Core i7-8550U(1.8GHz) |
グラフィックス | GeForce MX150 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 2.0端子×2、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、HDMI端子、D-sub 15ピン、有線LAN端子、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット |
内蔵カメラ | 100万画素ウェブカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅377×奥行257×高さ25.4mm/約2.1kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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