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価格は11万1024円からとリーズナブルなのも特徴

軽めのゲームや写真編集にも! メインマシンに最適なMX150搭載ノートPC

2019年06月21日 09時00分更新

デジカメデータのRAW現像書き出し時間も悪くない結果に!

 続いて、実用的なデジカメデータのRAW現像を試してみた。Adobe Lightroomで2400万画素のデジカメで撮影したRAWデータ500枚の書き出し時間の測定だ。

PSD16bitでの書き出し中のスクリーンショット。CPU使用率は上がったりさがってたりしているが上がるときには100%近くまで上がる。それでもクロック数は2.40GHzくらいまででまだ余裕はありそうだ

JPEG(最高画質)での書き出し中のスクリーンショット。CPU使用率はほぼほぼ100%まで上がっていて使用率の上下はあまりない。CPU使用率の上下動は少ないものの、こちらでもクロック数は2.40GHzくらいまでしか上がっていない

 PSD16bit形式のデータは、1枚あたり約140MBほどあり、JPEG形式のデータは絵柄によって差はあるものの1枚あたり10MBから12MB程度のサイズだ。ファイルサイズの大きさの違いで、PSD16bit形式での書き出しでは頻繁にディスクアクセスも行なわれており、多少書き込みの待ち時間が生じてCPUの使用率が上下していると思われる。

 JPEG形式での書き出しではディスクアクセスがかなり少なくCPU使用率もそれほど大きな差が見られなない。肝心な書き出し時間はPSD16bit形式が約18分37秒、JPEG形式での書き出しが約17分04秒だった。

 この処理時間が長いか短いかといえば低電圧版のCore i7ではあるものの、PSD16bit形式での書き出しに1枚あたり約2秒で処理できていると考えられるのでそんなに悪くない数値だ。500枚の現像にで18分程度なら待ち時間も苦にならないだろう。

 なおLightroomでの書き出しは、CPU性能が重要なのはもちろんだが、書き込み先であるストレージもかなり重要だ。

ストレージのディスクベンチ結果

 「m-Book N510BD-M2S2」には、スタンダート構成でも起動ドライブにSSDが採用されているのも重要な要素だ。M.2方式とはいえ、SATA3接続のSSDとしては十分というかほぼ頭打ちの速度がでている。

 なお、購入時のカスタマイズではストレージの変更が可能で高速なアクセスが可能なNVMe接続のSSDも選べるようになっているが、スタンダートの構成で十分にサクサク軽快に動作するので、よほど重い作業をしない限りは差を感じることはないだろう。

ちょっとゲームや写真編集などもするメインマシンに最適な1台

 m-Book N510BD-M2S2は、15.6型のスタンダードなノートパソコンだが、モバイル版のCore i7にGeForce MX150、起動ドライブにSSDを採用し、光学式ドライブもついている。コストパフォーマンスが高く、値段以上の満足感を得られる基本をきっちり抑えたノートパソコンとなっている。メインマシンで使うノートパソコンで、ちょっとゲームや写真編集もしたりという人は、検討してみてはいかがだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 m-Book N510BD-M2S2
CPU Core i7-8550U(1.8GHz)
グラフィックス GeForce MX150
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB 2.0端子×2、USB 3.0端子、USB 3.0(Type-C)端子、HDMI端子、D-sub 15ピン、有線LAN端子、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、有線LAN端子、SDカードスロット
内蔵カメラ 100万画素ウェブカメラ
サイズ/重量 およそ幅377×奥行257×高さ25.4mm/約2.1kg
OS Windows 10 Home(64bit)
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