Visaは6月17日(現地時間)、人工知能を活用した「Visa Advanced Authorization(VAA)」による金融機関の詐欺被害の抑止効果が、年間で推定250億ドル以上に達したと発表。加盟店や消費者のための、より安全なグローバル決済エコシステムの実現を可能にしたという。
VAAはVisaのグローバル決済ネットワーク「VisaNet」における取引承認を、リアルタイムに監視、評価する包括的なリスク管理ツール。迅速に新種の不正パターンや傾向を特定して対策が可能で、2018年にVisaNetで処理された加盟店と金融機関の間の取引件数は1270億件に達したという。
Visaのシニアバイスプレジデントでデータ・リスク・アイデンティティ・製品ソリューション担当グローバル責任者のMelissa McSherry氏は、「Visaは、金融サービスや決済の領域で最も信頼できる決済ネットワーク企業として消費者から認識されています。これは、不正利用の排除、決済エコシステムの保護に注力する当社のたゆみない取り組みの結果であると考えています。」とコメントした。
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