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六花亭の「マルセイバターサンド」を超える?

ローソン「バターサンド」は六花亭よりおいしいか?

2019年06月19日 19時30分更新

 ローソンは新スイーツ「サクバタ」2品を6月18日に発売しました。いずれも220円。

 お土産の用途で人気の「バターサンド」を進化させたという一品。

ローソン「サクバタ」。キャラメル味、ストロベリー味の2種。発売中です!

 バターサンドはレーズンなどが入ったバタークリームをクッキー生地で挟んだスイーツ。これまでは、四角いクッキー生地で甘いクリームを挟んだものが主流だったそう。

 一方でローソンのサクバタは、キャラメル味や苺味の厚みのあるバタークリームをサクサクと軽い食感のまるいクッキー生地で挟んだという仕立てです。

 ……なんでも、昨年秋頃から、専門店を中心に見た目・食感・味わいにこだわった様々なバターサンドが登場してきていて、その流れを汲んで開発に着手したとか。

六花亭の「マルセイバターサンド」とどう違うのか?

 私にとって「バターサンド」と聞くと北海道土産として有名な六花亭の「マルセイバターサンド」が真っ先に頭に浮かびます。ローソンが胸を張って打ち出す新バターサンド「サクバタ」は、はたして六花亭と比べてどう違うのでしょうか?

北海道物産展でマルセイバターサンド6個入りを買ってきました。

 チェックしていきますよ!

【六花亭】

・「マルセイバターサンド」

 専用の小麦でつくったビスケットで、ホワイトチョコレートとレーズン、北海道産生乳100%のバターをあわせたクリームをサンドした仕立て。


【ローソン】

・「サクバタ -サクッとバターサンド キャラメル-」

・「サクバタ -サクッとバターサンド ストロベリー-」

 発酵バターを使用したクッキー生地を使用。キャラメル味は、2種類の焦がしカラメル加えたほろ苦いキャラメル味のバタークリームをサンド。クリームの中にはごろごろとした飴がけのアーモンドを入れている。

 ストロベリー味は、フリーズドライストロベリーを入れた甘酸っぱい苺味のホワイトチョコ入りバタークリームをサンド。

サクバタのキャラメル味。

こちらはストロベリー味。

比べてみたら全然違った

 比較すると両者の違いは一目瞭然でした!

見た目からして形が違う。

 まずは形状。六花亭のバターサンドは煉瓦のような長方形ですが、ローソンのサクバタはまるい形。バターサンドの四角いイメージを、あえてローソンは覆してきました。

 また、大きさで言うとローソンのサクバタのほうがずいぶん大きめ。六花亭の直販サイトでバターサンドが10個入り1300円で売られているのに対して、ローソンのサクバタはひとつ220円。一個あたりの価格差がありますし、ローソンのほうがボリューミーにつくっています。

六花亭=やわほろ食感
ローソン=ハードなさっくり食感

 肝心の味はどうでしょう?

 食べてみても、これまた、両者の違いに驚かされました!

【六花亭】

・ビスケットが柔らかい
 食べていると崩れてしまうほど!
・レーズンが入っている
 レーズンが味の特徴ですもんね。
・バタークリームもやわやわ
 口に入れると溶ろけるようなやわやわ質感です。


【ローソン】

・クッキーがハード系
 生地は厚めでさっくり食感。
・レーズンが入っていない
 意外にも、入っていません。
・バタークリームが個性的
 キャラメル、ストロベリーそれぞれ個性があります。

 まずは六花亭。ビスケットがしっとりしていて、とても柔らか~い。六花亭のバターサンドを食べたことがある人はわかると思いますが、食べている途中に崩れてきてしまうほど。

 そして、六花亭のバターサンドといえば、当然レーズンが入っています。レーズンが味の決め手ですよね。

 バタークリームは油分が多いのか、口に入れるとふわっと溶けてしまうくらいやわやわ。

 柔らかいビスケットと、レーズン、バタークリームが三位一体でまとまっている。それが六花亭のバターサンドです。

 一方、ローソンのバターサンドは、また違う方向性。

 バターをサンドしているのは、ビスケットではなく厚めのクッキーで、サックリとしたハードな食感です。口に入れた時の感じが全然違いますよ!

 クリームサンド、イコール、レーズンが入っているものとなんとなく思い込んでいましたが、ローソンのバターサンドにはレーズンは入っていません。そのかわり、キャラメル味にはた飴がけのアーモンドが、ストロベリー味にはフリーズドライストロベリーが入っています。

 クリームは2種で味が異なり、いずれもバターのコクのある甘さが特徴。特にキャラメル味は、キャラメル風味のくっきりした甘さと、凝縮したようなバターの風味を楽しめました。ストロベリー味は、果実の酸味でキャラメルより爽やかです。

 ローソンのバターサンドは、クッキーのさっくり食感が特徴的な、食べごたえある仕上がりでした。

別物として試してみて

 同じバターサンドではありますが、六花亭のマルセイバターサンドとローソンのサクバタはまったく違う個性のお菓子でした。

 レーズンが入っていないバターサンドは私としては意外。そっか、ローソンのサクバタは六花亭に寄せてつくったわけではないのだ、というのをあらためて納得しましたよ。

 個人的には、食べごたえのあるローソンのサクバタもおもしろいですが、ビスケットとクリームが口のなかで「ふにゃっ」とひとつになる六花亭のバターサンドが食べ飽きずクセになります。もちろん、食べる人それぞれの好み。逆に、これまで六花亭のバターサンドがあまり得意ではなかったという人も、ローソンのサクバタにはハマるかもしれません。

 スイーツ好きはぜひ試してみてください!



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書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

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