処理性能の底上げにより魅力が一気にアップ
2019年夏の注目SIMフリースマホの詳細をチェック
2019年の夏商戦に合わせて、SIMフリースマホもいくつか新製品が登場している。格安SIMと組み合わせて使いたい、SIMフリースマホの注目モデルをチェックしていこう。
なお、夏商戦ではグーグルの「Pixel 3a」シリーズのような高コスパの注目モデルが、SIMフリーだけでなく大手キャリアの取り扱いでも登場している。Pixel 3aシリーズの詳細に関しては、前回のミドルレンジスマホ記事をチェックしてほしい。
今回は、現在SIMフリーモデルを先行販売しているファーウェイの「HUAWEI P30」と「HUAWEI P30 lite」、近年では珍しいコンパクトスマホとして注目を集めている「Palm Phone」の詳細をチェックしていこう。
ハイエンドCPU&光学3倍のトリプルレンズカメラ搭載
ファーウェイ「HUAWEI P30」
【発売日】発売中
【実売価格】8万4000円前後
「HUAWEI P30」は、ファーウェイの今夏向けハイエンドスマホだ。カメラメーカーのライカと開発したトリプルレンズカメラを搭載し、カメラ構成は広角4000万画素+超広角1600万画素+光学3倍800万画素の組み合わせ。さらに、高感度なRYYBセンサーの採用により最大ISO感度204800を実現。夜の暗闇でも撮影できる高感度撮影性能を実現した。もちろん、ファーウェイのスマホが得意とする背景ぼけを活かしたポートレート撮影や、夜景モードでの高画質撮影にも対応している。
ディスプレーは6.1型フルHD+(1080×2340ドット)解像度の有機ELで、画面内に指紋認証センサーを搭載。CPUはKirin 980でメインメモリー6GB/ストレージ128GBだ。処理性能はハイエンドクラスで、3Dグラフィックの高画質なゲームも問題なく楽しめる。ヘッドホン端子も搭載しており、最新ゲームも音の遅延なく快適に楽しめる。nanoSIMカードスロットは2つでDSDVにも対応している。
トリプルレンズと高感度センサーに加え、多様な撮影モード搭載
スマホの高画質カメラで先行するメーカー製ということもあり、HUAWEI P30もAIによる被写体認識や自然な背景ぼかし、高品質な夜景撮影モードと現在考えられるスマホの撮影モードをほぼ網羅。実際の撮影画質も高品位だ。オートでキレイに撮影できるほか、マニュアル撮影でフィルムの色調を追い込んだりロングシャッターを楽しみやすいなど、初心者から上級者まで高画質な撮影を楽しめる。
処理性能も従来モデルから向上しており、ハイエンドスマホとして一般アプリからゲームアプリまで快適に楽しめる。やや気になるのは、この価格帯の製品ながら内蔵スピーカーがモノラルという程度だ。とにかくインスタ映えやSNS映えする写真を狙いたいユーザーにオススメできる1台だ。
【HUAWEI P30のここが○】
- 高画質、高感度で撮影機能豊富なトリプルレンズカメラ
- 高画質ゲームも楽しめる高性能CPU搭載
- USB PDのほか、付属の独自充電器だと超急速充電できる
【HUAWEI P30のここが△】
- 内蔵スピーカーがモノラル
「HUAWEI P30」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 6.1型有機EL(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約71.36×149.1×7.57mm |
重量 | 約165g |
CPU | HUAWEI Kirin 980 2.6GHz+1.92GHz+1.8GHz (オクタコア) |
メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | NMカード |
OS | Android 9(+EMUI 9.1) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17 /18/19/20/26/28/34/38/39/40 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
CA | ○ |
VoLTE | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | アウト:約4000万画素 +約1600万画素(超広角) +約800万画素(望遠) /イン:約3200万画素 |
バッテリー容量 | 3650mAh |
防水/防塵 | ×/×(IP53) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ブリージングクリスタル、オーロラ |
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