パソコンで手軽にBD UHDを楽める「VX3211-4K-MHD-7」
4万円台前半で4K HDR対応ディスプレーの実力が凄い
4Kアプコンのガルパン最終章がド迫力!
さっそく、パソコンやUHD BD対応プレーヤーと接続して使ってみた。Windows 10の画面を表示してみると、リアル4K表示ではかなり文字が細かくなるが、視聴距離が近いので視認性は良好。文字のにじみやチラつきなども少なく、見やすい表示だ。
まずは、『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話を見てみた。画質モード(Viewモード)は、ゲーム/ムービー/web/テキスト/モノ/Macの6つがあり、映像コンテンツの視聴では「ムービー」が好ましかった。明るさやコントラストはもちろん、色再現などもモニターテレビに近い忠実感のある表示になっている。
ただし、背面にある操作ボタンを手探りで操作するのは少々やっかいで、これには慣れが必要だと感じた。できれば、メニュー操作ができる簡易的なリモコンがあると良かった。
『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話のフルHD映像は、4Kアップコンバートしても輪郭に不自然な強調感が出ることはなく、ジャギーも目立たない。スムーズな再現だ。
大きな魅力と感じたのは、動きが鮮明でくっきりとした映像になること。だから、クライマックスで大洗女子学園チームが橋の上で包囲されてしまった場面では、周囲からの砲撃で破壊される木製の橋の様子がよくわかる。木材が砕け散る様子や、木っ端がまき散らされるのを実に鮮明に描いている。
また、くっきりとした映像のため、キャラクターやCGの戦車と背景画の奥行き感がよく出るので、IV号戦車からの主観視点の映像はVRゲーム的な立体映像のようにさえ感じた。決して大きな画面ではないが、ぐっと近づいて見たくなる感じになる。
視聴距離が近いぶん、ディテールまでしっかりと描かれていることもよくわかる。色再現もモニター的な正確な表現をするもので、不自然な強調感がないのはもちろんだが、色が派手すぎたり、おかしな色になることもない。
アニメ作品でもあるし、4K化によってディテールが増えるというようなことはないが、画素が細かいため近接視聴でも画素の隙間が気になるようなこともなく、みっちりと詰まった映像になっている。
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