パソコンで手軽にBD UHDを楽める「VX3211-4K-MHD-7」
4万円台前半で4K HDR対応ディスプレーの実力が凄い
パソコンで4K HDRを楽しむなら4Kテレビ!?
今やパソコンの世界にも4K HDRの波が押し寄せている。4K解像度はゲームや映像制作向けに進んできたが、2018年にはWindows 10がHDRをサポートし、4K HDR対応ディスプレーのための業界規格「DISPLAY HDR」も作られるなど、4KやHDR環境の整備が進んだ。これに伴い、パソコン向けの4Kディスプレーが続々と登場している。だが、DISPLAY HDR規格はプロユースも見据えたもので、その実力は高いのだが、高価なものが多い。
4Kテレビの価格がこなれてきたこともあり、4K HDRであることを優先するならば40V型クラスの4Kテレビをパソコン用ディスプレーの代用とするほうが製品によっては安価なくらいだ。そんな状況のなかでぜひとも注目して欲しいのが、ViewSonicの4K HDR対応ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」。実売価格はおよそ4万3000円ほどで、4K HDR対応ディスプレーとしてはかなり安価だ。
サイズは31.5型でアスペクト比は16:9。解像度は3840×2160だ。液晶パネルはVA型でパネルのコントラスト比は3000:1。ダイナミックコントラストでは8000万:1になるという。
実用上の性能としては十分で、ゲームや4Kコンテンツ視聴のようなパーソナルな用途ならばまったく不足はない。4Kテレビは最小でも40V型のため、デスクトップに置くには少々大きい。より手頃なサイズである30インチクラスでコスパの高い4K HDRディスプレーを求める人には最適と思えるモデルだ。
必要な機能を一通り備え、実用性は不満なし! 4万円台前半で高コスパ
では、VX3211-4K-MHD-7をじっくりと見ていこう。外観は細いベゼルのすっきりとしたデザインで、省スペース性も十分。スタンドにはチルト/スイーベル機構も備わっており、最適な角度に調整が可能。接続端子は、HDMI2.0端子が2系統とDisplayPort1.2が1系統。2つの入力映像を同時表示できるPinP機能も備えている。背面の両サイドにはステレオスピーカーが内蔵されている。
ゲームユースの機能としては、AMD FreeSyncに対応し、最大60Hzのスムーズな描画が可能。眼のストレス軽減を目的としたフリッカーフリー技術とブルーライトフィルターも盛り込まれている。
HDRについては、HDR10方式に対応しており、UHD BDや動画配信サービスの4K HDRコンテンツの表示が可能。パソコン用ディスプレーとしては、実用上不満のない装備といえるだろう。
VX3211-4K-MHD-7の31.5型のサイズはパソコン用ディスプレーとしては手頃な大きさで、手前にキーボードを置いて使う距離で見るなら大画面感もそれなりにある。大きすぎて邪魔になることもなく、手軽に使えると感じた。スピーカー内蔵を含めて、機能や装備は十分で、一般的なパソコン用ディスプレーとしての実用性には不満はない。
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