Xiaomi(シャオミ)は、リストバンド型のウェアラブル端末「Mi Band 4」を中国で6月14日(現地時間)に発売する。
前モデルの「Mi Band 3」は日本でも販売しているが、新モデルを海外で発売するのかはアナウンスされていない。本体カラーは黒/紫/ネイビー/オレンジ/ピンクの5色展開。
本機は0.95型サイズに120×240ドットで表示可能な有機ELディスプレーを搭載しており、Mi Band 3からディスプレーサイズや解像度などが向上している。
5気圧の防水を備え、水泳のトラッキングをサポートする他、NFC搭載モデルと非搭載モデルの2種類用意される。NFC搭載モデルにはマイクが内臓されており、音声アシスタント「Xiao AI」が使える。
NFCを搭載している理由としては、後述の家電連携や、AliPayでのオフライン決済に対応している点が挙げられる。
充電はその都度、本体からベルトを外してする必要がある。本体の重さやバッテリー持続時間も異なり、NFC搭載モデルは重さが22.2gで125mAhのバッテリーを搭載し、連続で15日間使える。NFC非搭載モデルの重さは22.1gで135mAhのバッテリーを搭載。こちらは連続で20日間使える。
価格169元(約3600円)から。
モバイル製品としてはこの他にも翻訳端末「Mi AI Translator」や、IoT家電製品として「Mi Smart Door Lock」や「Mi Smart Combo Wash Dryer Pro 10kg」、スマートペン「Mi Rollerball Pen」なども発売する。
Mi AI Translatorは、ポケットサイズにオックスフォードやコリンズ、中国語の辞書をプリインストールしており、最大34の言語をサポートしている。4G通信やWi-Fi接続により、瞬時に翻訳できるとしている。価格は499元(約7800円)から。
Mi Smart Door Lockは、最大6つのロック解除モードを搭載し、ドアの開閉状況などをリルタイムでスマホに通知する。本機はNFCも搭載しており、前述のMi Band 4(NFCモデル)をキー(家の鍵)として使うことができる。価格は1699元(約2万6000円)。
Mi Smart Combo Wash Dryer Pro 10kgは、洗濯乾燥機としての機能はもちろんのこと、有機ELパネルのスマートボタンを搭載していることが主な特徴。音声アシスタント「Xiao AI」も搭載しており、洗濯の開始や停止などの操作を声で指示できる。価格は2999元(約4万6900円)。
Mi Rollerball Penは、半透明デザインを採用し、インク残量をひと目で確認できるという。価格は9.99元(約160円)。
これらの製品はシャオミが北京で開催したエコシステムの製品発表会で発表されたもの。シャオミによると、スマホやPCを除くIoT関連の製品数は1億7100万台を超え、前年比で70%増加したという。
加えてスマートホームの時代が到来し、そうした製品ニーズがあることを重要視していると説明している。
日本での本格展開については明かされていないものの、仮にこうした製品群を日本でラインナップした場合、日本の家電メーカーにとっても大きな脅威となり得るだろう。
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