週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

アップル、新AR機能「ARKit3」を発表

2019年06月11日 13時00分更新

 アップルは開発者会議WWDC2019にて、iOSとiPadOSにおけるAR機能の新バージョン「ARKit3」を発表。そのほかにも2つのAR関連の新機能・開発ツールを発表した。

 ARKit3でアップルが特に強調したのは、人物に関係のある機能「モーションキャプチャー」と「ヒューマン・オクルージョン」。モーションキャプチャーでは、iPhoneやiPadのカメラを人に向けるだけでその人の骨格を推定、動きを認識する。これにより、CGのキャラクターに人間の動きなどを重ねられる。

 ヒューマン・オクルージョンは、カメラで人間の存在を認識し、ARで表示させている物体と人間との前後関係を反映。人がAR表示されている物体の後ろに隠れるなどの挙動が可能となる。

 また、アップルはARに関係するフレームワーク「RealityKit」とコンポーザー「Reality Composer」も発表している。RealityKitは、AR機能をより手軽に実装することを目的としたもの。既存のアプリにも、フォトリアルなレンダリングやエフェクトなどのAR機能を手軽に実装できるという。

 Reality Composerは、ARに対応したインタラクティブなシーンを作ることができるツールで、XCodeとiOSに対応。iPadやiPhoneを使い、作ったAR機能をすぐに実機で動かして検証可能になるとのこと。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります