Radeon RX 5700 XTとRadeon RX 5700という2つのSKU、1440pでNVIDIAを上回る
AMDが今回発表したRadeon RX 5700シリーズには2つのSKUが用意されている。それがRadeon RX 5700 XTとRadeon RX 5700の2つの製品だ。
両製品の違いはCUの数とクロック周波数で、5700 XTは40CU、2560SP、最大クロック1905MHzとなっている。5700は36CU、2304SP、最大クロック1725MHzとなっている。メモリはどちらもGDDR6の8GBで256ビット幅/14Gbpsとなるので448GB/秒の帯域幅となっている。ボードレベルの消費電力は5700XTが225W、5700が180Wとなっているが、補助電源はどちらの製品も8ピン+6ピンとなっている。
また、サーマルの違いも両製品の特徴で、5700 XTはアルミ素材の湾曲しているデザインのカバーが特徴的で、5700は角張ったデザインの従来型のカバーとなっている。
なお、今回の製品では従来からのブースト時最大クロックとベースクロックに加えてゲームクロックというのが追加されている。これはゲームをプレイしている時に、GPUの典型的なクロックとされている。
一般的にGPUはゲームなどヘビーロードのアプリケーションが実行されていない場合にはアイドルに入っており、クロックは低めのクロックに下がり待機状態にある。そこから、ゲームなどを起動すると、まずは最大クロックに跳ね上がり、その後GPUの温度センサーの温度により徐々にクロックが下がっていく。
そうした時に、まだブーストクロック(ベースクロックと最大クロックの間)だが、だいたい落ち着いてきたときのクロック周波数というのがこのゲームクロックになる。
なお、AMDはRadeon RX 5700 XTとGeForce RTX 2070、Radeon RX 5700とGeForce RTX 2060と比較したデータを公開しており、1440pの解像度でAMDがNVIDIAを上回ると説明している。現在1440pでゲームをプレイするユーザーが増加傾向で、そうしたユーザーに向けて今回の製品を売り込んでいくと説明した。
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