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1440pでRTX 2070を上回る!AMD「Radeon RX 5700 XT」が7月7日に登場

2019年06月11日 09時00分更新

Radeon RX 5700 XTとRadeon RX 5700という2つのSKU、1440pでNVIDIAを上回る

Radeon RX 5700 XTとRadeon RX 5700のスペック。なお、テクスチャユニットが256となっているのは誤植で160が正しいとのこと

 AMDが今回発表したRadeon RX 5700シリーズには2つのSKUが用意されている。それがRadeon RX 5700 XTとRadeon RX 5700の2つの製品だ。

Radeon RX 5700 XT

チップ

 両製品の違いはCUの数とクロック周波数で、5700 XTは40CU、2560SP、最大クロック1905MHzとなっている。5700は36CU、2304SP、最大クロック1725MHzとなっている。メモリはどちらもGDDR6の8GBで256ビット幅/14Gbpsとなるので448GB/秒の帯域幅となっている。ボードレベルの消費電力は5700XTが225W、5700が180Wとなっているが、補助電源はどちらの製品も8ピン+6ピンとなっている。

サーマル設計

 また、サーマルの違いも両製品の特徴で、5700 XTはアルミ素材の湾曲しているデザインのカバーが特徴的で、5700は角張ったデザインの従来型のカバーとなっている。

ゲームクロック

 なお、今回の製品では従来からのブースト時最大クロックとベースクロックに加えてゲームクロックというのが追加されている。これはゲームをプレイしている時に、GPUの典型的なクロックとされている。

 一般的にGPUはゲームなどヘビーロードのアプリケーションが実行されていない場合にはアイドルに入っており、クロックは低めのクロックに下がり待機状態にある。そこから、ゲームなどを起動すると、まずは最大クロックに跳ね上がり、その後GPUの温度センサーの温度により徐々にクロックが下がっていく。

 そうした時に、まだブーストクロック(ベースクロックと最大クロックの間)だが、だいたい落ち着いてきたときのクロック周波数というのがこのゲームクロックになる。

Radeon RX 5700 XTとGeForce RTX 2070の比較

Radeon RX 5700とGeForce RTX 2060の比較

 なお、AMDはRadeon RX 5700 XTとGeForce RTX 2070、Radeon RX 5700とGeForce RTX 2060と比較したデータを公開しており、1440pの解像度でAMDがNVIDIAを上回ると説明している。現在1440pでゲームをプレイするユーザーが増加傾向で、そうしたユーザーに向けて今回の製品を売り込んでいくと説明した。

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