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初音ミクとのコラボPCの展示も必見!!

Ryzen搭載G-GEARが数多く使われていた!TSUKUMO&AMDも出展「BitSummit 7 Spirits」

2019年06月02日 11時00分更新

ひと昔前にビデオカードが必要なゲームも快適に動作!

 さて、そんなDeskMini A300をベースとした「G-GEAR BitSummit限定モデル」だが、前述したような性能を持つため、グラフィックの最低スペックが「Radeon R9 285」または「GeForce GTX 660」という「PC Building Simulator」も快適に動作できていた。

 使用していた各デベロッパーで聞いてみたところ、2Dアクションゲームやシューティング、もちろん2D絵のアドベンチャーゲームなどは、とても快適にプレイできたという。ただし、激しいエフェクトや動きのある、3Dフライトシミュレーターなどは、さすがにカクついたとのこと。使われているゲームエンジンや作り方にもよるが、割と幅広いPCゲームが、この片手でも持てる小型筐体で再現できているところは、かなり魅力的だ。

 ちなみに、筆者も「PC Building Simulator」でPCをその場で組んでみた。実は早期アクセスの時以来触っていなかったのだが、正式版となったうえアップデートもある程度小まめに行なわれているのか、「G-GEAR mini」でも採用されていたAMDの既存の最新CPU第2世代Ryzenもラインアップにあった。しかし、ビデオカードは既存の最上位である「Radeon VII」がなかった点だけは残念だった。

「PC Building Simulator」はPCの悩みをメールで受け、それを解決してお金を稼ぎ、PCパーツを購入していくのだが、最初からすべてのパーツが開放されているモードでの体験となっていた。CPUやマザーボード、ビデオカードのラインアップは割とあり、バーチャルでPCを組む体験が手軽に行なえた

取り付けるネジなどは、カーソルで指し示すと光る。ケーブルは、接続する端子部分を選択し、クリックするだけで取り付けられる。VRモードがあれば、両手コントローラーで手に持って取り付けられたら、さらに実在感がありそうなので、ぜひ検討してもらいたい

 PCケースを回転させ、PC背面のネジを取り外したり、ケーブルを取り付けたりした際も特に動作が重いこともなく快適に操作ができた。割とパーツがリアルに再現された、このようなゲームでも快適に動くので、軽めなゲームの多いインディーズゲームや同人ゲームなら、ほぼどれも快適に動くはずだ。ちなみに、筆者が組んだ構成は以下。所要時間は大体10分くらい。最初操作方法を忘れて手間取っていたが、手順がわかっているので、とても早く1台が組み上がった。

 ケーブル類をケースの端に寄せたり、束ねたりできないので、その点はコダワリ抜く自作erには物足りないだろうが、パーツを実際に買うことなく組めるのはおもしろい。さらに、本作では3DMarkで性能がチェックできる。ドライバーやOSバージョンなどによるズレもあるので、3DMarkの数値も鵜呑みにはできないが、おおざっぱスコアーの確認には使えそう。また、まだPC自作をしたことがないという人なら、手順を覚える練習にはもってこいだろう。

筆者が作成したPC性能を求めてビデオカードはVega 64にしてしまって、割と地味な感じになってしまったのが悔やまれる。光り方を中心に選ぶべきだった

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