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HoloLensで道路インフラのメンテナンス作業を従来の3分の1に

2019年05月20日 13時10分更新

 日本マイクロソフトの「Microsoft Mixed Reality パートナー プログラム」に、新たにアウトソーシングテクノロジーが参画した。

 同プログラムは、パートナー企業が法人顧客に、HoloLensやWindows Mixed Reality(Windows MR)対応デバイスを用いたサービスを提供することを目的としている。日本マイクロソフトは、これまで24社の企業をパートナーとして認定してきた(2018年11月時点)。

 今回の参画で、アウトソーシングテクノロジーは東海地方の道路管理者の協力を得て、HoloLensを活用した技術伝承サービス「AR匠」を活用。水路や道路、通信線の収容に利用される箱型の構造物「ボックスカルバート」や、橋梁のメンテナンスでの調査・点検作業に維持管理CIM構築を試行した。

 試行では、点検が必要な現場でHoloLensを装着し、3Dモデリングデータを作成。マニュアルや指示書を確認して点検し、損傷個所の記録や寸法計測、音声メモ情報なども3Dモデリングデータ上で管理した。事務所にいる技術者も現場をリアルタイムで確認できるので、3Dモデル上で作業が必要なところに各種指示を置き、作業員が作業内容を的確に把握できたという。メンテナンス作業を従来の3分の1の工数で完了させられたとのこと。

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