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『Second Life』創設者のVR企業、従業員をレイオフ 見通しの甘さ認める

2019年05月20日 13時00分更新

 ソーシャルVRサービス「High Fidelity」を手掛けるVR関連企業High Fidelityは、全従業員80人のうち25%(20人)をレイオフしたと発表。今後は人員削減にともない、立体音響を活用したバーチャルオフィスの開発に注力するという。

 公式ブログで、ビデオゲーム『Second Life』の創設者でも知られるフィリップ・ローズデール氏は、自身のVR普及に関する見通しの甘さを吐露。同社を起業した2013年当時、未来(2019年)にはVRヘッドセットが、数100万人に普及する状況を想定していたという。2019年のVRヘッドセットの普及状況では「まだ数年待つ必要がある」とのこと。

 ローズデール氏によると、バーチャルオフィスのテスト運用はすでに開始されているという。同社の全従業員がバーチャルオフィスに“出社”して作業したところ、現実のオフィス業務と変わらない作業ができたと説明。リモートワーカーからも「孤独感が減った」と好評を得られたと解説している。2019年5月時点、バーチャルオフィスは、同社を含む複数の企業が参加する形式でテストが進められているとした。

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