ジャパンディスプレイは5月9日、曲げても割れない静電容量式フレキシブル指紋センサーを開発したと発表した。
個人認証付きスマートカードなどでは個人認証のために指全体を検出可能な大きなサイズの指紋センサーを搭載する必要があるが、シリコン製指紋センサーではカードが湾曲した際に割れてしまうことを避けるためサイズの制約があるという。
ジャパンディスプレイでは、指紋センサーを形成する基板に数十ミクロンの極めて薄いプラスチックを採用、薄くて軽く、曲げても割れないフレキシブルな指紋センサを実現。スマートカードへの搭載のほか、スマートドアロックや個人認証付きIoTデバイスなどの曲面形状に合わせた形成も可能なほか、スマホのようなポータブルデバイスでも落下衝撃によって割れにくいという利点があるとしている。
サイズはおよそ10.5×14.0mm(およそ0.7型)、256階調の読み取りが可能。
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