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「Open Network Lab 18th Demo Day」レポート

カラオケアプリから相続問題まで 時代のニーズに応える新ビジネス

2019年05月16日 09時00分更新

民泊+賃貸で空き物件を収益化「nimomin

民泊は2007施設で国内シェアNo.1。マンスリーマンションの稼働率は100%を達成

 賃貸マンションを民泊とマンスリーマンションに変える民泊管理サービス。住宅宿泊事業法の「年間185日以上を住宅用として利用」という条件を、民泊とマンスリーマンションを組み合わせることで解決する。2018年には民泊物件借上ファンドを設立し、半年で3億円の投資を実施。

高齢者と支援者をつなぐマッチングサービス「イチロウ

介護保険の適用内で受けられるサポートは限られる

 介護保険では、長時間の介護や同居家族のいる場合の家事のサポートが受けられなくなっている。そこでイチロウは、介護保険を補完する役割として、支援の必要な高齢者と介護士のマッチングプラットフォームを運営。資格をもつヘルパーによる長時間の介護、通院の付き添い、家事、話し相手など、あらゆるニーズに応える。現在は1時間1800円~3000円の価格帯で提供しているが、将来は、高価格帯のサービスへと広げ、介護士の給与改善も目指す。

キャンセル物件に安く泊まれる「cansell

ほかの宿泊予約検索サイトとの価格比較も可能に。Googleの検索にも表示される

 キャンセルしたい宿泊予約を売買できるサービス。不正な売買を防ぐため、出品された宿泊予約をスタッフが審査し、本当に予約されているかどうかを確認。また、高額転売されないように売買金額に制限を設けているのが特徴だ。売り手はキャンセル料の支払いを軽減でき、買い手は通常よりも安く泊まれるのが魅力。日本旅館協会からも推薦を得ており、今後の活躍が期待される。

「e-相続」が最優秀賞とオーディエンス賞を受賞

「e-相続」が最優秀賞を受賞

 審査の結果、最優秀賞と来場者の投票によるオーディエンス賞を「e-相続」が受賞。書類作成から売却までワンストップのサービスであること、相続税の電子申告が始まるタイミングの良さが評価された。また、審査員特別賞には「カラバト」が選ばれた。

 なお、Open Network Labは第19期の参加者を募集している。採択企業には、ハンズオンでのブラッシュアップ、国内外メンターによるメンタリングの提供、活動資金やスペースが提供される。応募締め切りは5月27日(月)正午までとなっている。

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