牛めしのアレンジ感がある牛ビビン丼
“牛”ビビン丼は、牛肉をメインとし、小松菜ナムル、根菜きんぴらの歯ごたえが楽しめる点がポイントです。やや平たい器にバランスよく具を並べる盛り付けで、見た目にも“豚”と違いがありますね。「店員さんのテクニック次第では?」と言われるかもしれませんが、「ビビンバ感」があるのはこちらのほうでしょう。
味わいとしては、「牛めし」の派生のような気がします。牛めしにナムルやキムチをのせて食べている感じといえる。
豚のビビン丼のような、具とタレ、白米が渾然一体となってくるジャンクな味わいはないです。やはり牛肉の脂身の少なさがキモでしょうか。具材の一つ一つがわかる感じといえなくもない。こちらもよく混ぜて食べてほしいですね。
けっこうタイプが違うので優劣をつけるのがむずかしい
ガッツリの豚、あっさりの牛
食べ比べて見ると、豚肉と牛肉の違いによって差異が生まれており、全体としての雰囲気も異なっているように思えます。惜しむらくは同じ店舗で一緒に食べられないことで、人によっては、家の近くにある松屋が1店舗しかなく、どちらかしか注文できない……というケースもあるでしょう。
豚のビビン丼は、ちょっとジャンクで、味がガツッときます。牛のビビン丼は、牛めしにビビンバ要素をプラスした感じで、(豚と比較すれば)あっさりです。もちろん、490円と550円の価格差もありますが、逆にいえば60円しか違わない、と考えられる。
どちらがおいしいの、という点では迷います。わかりやすい優劣がない分、悩ましい。自分は学生時代に450円のビビン丼をよく食べていたので“豚“のほうに愛着がありますが、牛めしライクな“牛”のビビン丼を選ぶ人もいるかも。甲乙つけがたい…というより、思った以上に別物、という印象を受けました。でも、強いていえば、豚でしょうか。ガツッとくる丼のインパクト、490円という価格も加味して、やや上かな。
あとは、どちらが勝つかどうか。ぶっちゃけ、店舗ごとに提供されるものが違うので、公平な勝負なのだろうか? と思わなくもないですが、楽しみに見守りたいところです。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。
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