折りたたみスマホ「Galaxy Fold」の実機レビュー
今年2月に発表された折りたたみ型スマートフォン「Galaxy Fold」の実機がようやく登場しました。さっそくファーストインプレッションをお届けします。
閉じればスリムなスマートフォン、開けば小型タブレットになる折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」。閉じた姿はスマートフォンそのものですが、縦にかなり長く、細身の形状をしています。ちなみに閉じたときの大きさは62.9×160.9mm。最近のスマートフォンとしてはたしかに横幅がかなり細く感じられます。
背面には1600万画素のウルトラワイド(画角123度)、1200万画素のワイド(77度)、1200万画素のズーム(45度)と、3つのカメラを搭載。カメラ部分は若干出っ張りがあります。なお、ほかのGalaxyシリーズはこの背面に「Samsung」や「Galaxy」のロゴがありますが、Galaxy Foldはそれらの記載は一切ありません。
折りたたみの機構が独特
閉じた状態を横から見ると、まずヒンジの反対側はボディーが密着していることがわかります。片側には指紋認証センサーも配置されています。カメラの出っ張り具合もこの写真からわかるでしょう。
一方、ヒンジ側は閉じたときに隠れるヒンジ内部の表面に「Samsung」の表記。ヒンジ内側をあえて丸めず、平らなデザインとしたのはうまい仕上げだと思います。
さて、気になるのが閉じたときの状態です。Galaxy Foldはディスプレーを内側に織り込む「谷折り」式を採用しています。そのため密着するように折りたたむデザインでは、ディスプレーが曲がるというより折れてしまうため耐久性が問題となります。そこでGalaxy Foldのヒンジ内側部分は若干の隙間を開けることでディスプレーの曲げを多少なりともゆるやかなカーブにしています。
下部側から見るとUSB Type-C端子が備わっています。この隙間ですが閉じた状態でGalaxy Foldを持ってみると気になるものではありませんでした。なお閉じた状態の厚みはヒンジ側が17mm、反対側の密着部分が15.5mm。スマートフォンとしては厚いのですが、スリムな形状のため持ちにくいとは感じられません。
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