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普通に使える手のひらサイズの超小型スマホ「Palm Phone」の実機チェック

2019年04月21日 12時00分更新

 FOXが国内販売代理店となり、同社ECサイトやプラススタイルのほか、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Amazon.co.jpなどで、24日から販売される手のひらサイズのAndroidスマートフォン「Palm Phone」(4万4800円)。編集部に実機が届いたので写真中心に紹介する。

完全に片手に収まるスマホ「Palm Phone」が日本上陸

iPhone 3Gよりもずっとコンパクトな筐体
画面解像度が高い分、想像以上に快適に使える

 Palm Phoneの最大の魅力は言うまでもなく、3.2型液晶を搭載し、50.6×96.6×7.4mmという超小型に抑えられたサイズ。3:2で3.5型液晶だったiPhone 3Gと比べても、2回り以上はコンパクトな印象だ。このサイズ感、もちろんイマドキのスマホにはないものだ。それでいて防水まで対応しているのには驚かされる。重量もわずか62.5gだ。

背面はガラス素材、側面はチタンカラーで高級感も

USB端子はType-Cでイヤホンはなし。SIMはシングルで、microSDの増設には対応していない

新旧のiPhoneと比較。左からPalm Phone、iPhone 3GS、iPhone 6、iPhone XS Max。iPhone XS Maxと並べると、さすがに別ジャンルの製品だ

片手サイズだったiPhone 3GSよりもさらに小さい。サイズもそうだが、薄型である点がさらにコンパクトさを実感させる

さらにコンパクトな端末と並べてみた。左から、ストラップフォン2、Jelly Pro、そしてPalm Phone

 画面は小さいながらも解像度が高いこともあり(720×1280ドット)、ウェブサイトやSNSアプリなどでも案外快適というか、普通に使えるし、文字も十分読むことができる。

画面は小さくても解像度は高いので実用性は十分。フリック入力についても、画面が小さい分、操作しやすいとはさすがに言えないが、丁寧な操作さえ心がければ、ほぼミス無く入力できる

PalmでおなじみGraffitiでの文字入力には標準では対応しないが、ロック画面から呼び出せる「ジェスチャーパッド」という機能では、画面で英文字を描くことでアプリを出せる

 そのほかのスペックは、Snapdragon 435、3GBメモリー、32GBストレージ、12メガカメラ(イン8メガ)、800mAhバッテリー、Android 8.1など。CPUもミドルクラスながら、不満を感じることはない。繰り返しになるが、ここまで小型な端末なのに普通に使えることに驚かされる。なお、ロック解除は顔認証で可能。

 ソフトウェア面では、独自のホーム画面を採用。ナビゲーションバーを消した場合は、画面の外にあるボタンを1度タップで「戻る」、2度で「ホーム」の操作ができる。また、ロック画面から呼び出せる「ジェスチャーパッド」では英文字を指で描くだけでアプリの検索が可能だ。

アプリアイコンが並ぶホーム画面

ナビゲーションバーを消すことも可能

マップアプリも十分に快適に動作する

Antutu 7の結果はこのとおり

 弱点と感じるのがネットワーク対応で、国内で利用されているバンドに最適化されてない点はやや残念だが、小型端末好きには注目の1台なのは間違いない。

「Palm Phone」の主なスペック
メーカー Palm
価格 4万4800円
ディスプレー 3.3型液晶
画面解像度 720×1280
サイズ 50.6×96.6×7.4mm
重量 62.5g
CPU Snapdragon 435
内蔵メモリー 3GB
内蔵ストレージ 32GB
外部ストレージ ――
OS Android 8.1
対応バンド LTE:1/3/7/8/20
W-CDMA:1/2/5/8
4バンドGSM
カメラ画素数 リア:1200万画素
/イン:800万画素
バッテリー容量 800mAh
無線LAN IEEE802.11n(2.4GHz対応)
防水/防塵 IP68
生体認証 ○(顔)
SIM形状 nanoSIM
USB端子 Type-C

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