ビート感あふれる再現が、AZLAらしい
発表に合わせて製品を少しだけ聞いてみた。Astell&Kern「SP1000M Gold」と組み合わせ、バランス駆動でSpotifyの楽曲をいくつか再生した。
まず感じたのは、しっかりとした印象の音であるということ。低域にはパンチがあり、中音域も前へ前へとストレートに出てくる。また、エッジが利いていて、ハッキリとした輪郭感がある。ベースやドラムなどのビート感も正確。ハッキリ・クッキリ系の音が好みという人には、合うサウンドではないだろうか。
実売価格としては1万円台中盤になる機種で、スマートフォンの標準イヤホンからのステップなどに適してる。
MMCX端子によるリケーブルに対応するが、標準ケーブルを3.5mm端子ではなく、バランス駆動用の2.5㎜端子のみとしてしまった点も、とんがった方に割り切った印象だ。変換ケーブルを介すため、3.5mm端子に接続する場合の接点は増えてしまうが、利便性という意味ではリケーブルよりもラクだろう。なるべく、バランス駆動を中心に利用してくださいというメーカーからのメッセージにも思える。
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