「わ・る・な・ら」のCMでおなじみの「ハイサワー」から、果実系のフレーバーとしては22年ぶりの新味が登場。リッチ路線の缶入りチューハイです。大衆酒場のイメージがあるハイサワーから意外な気もしますが!?
22年ぶりの新味
「ハイサワー缶プレミアム シークヮーサー×レモン」
ハイサワーを手掛ける博水社は「ハイサワー缶プレミアム シークヮーサー×レモン」を4月16日に発売します。容量350mlで、参考価格1本322円。
ハイサワーというとお酒の割材のブランドですが、今回はアルコール入りの缶入りチューハイ。
果汁17%使用。アルコール度数6%。原材料は果実(レモン・シークヮーサー)、醸造アルコール、水飴、香料。
沖縄県産のシークヮーサーのストレート果汁をたっぷり使用しているのが特徴。シークヮーサーの果汁量は、1缶あたり果実丸ごと2個ぶんとか。さらに、イタリア、シチリア島産のモン果汁を組み合わせることで、シークヮーサーの本来の味わいをいかしつつ、マイルドな口当たりに仕上げたとのこと。
博水社の三代目社長である田中秀子氏は、ハイサワーの開発にあたって沖縄のシークヮーサーにほれ込んだそう。今回、割り材ではなく缶入りチューハイにした理由として「試行錯誤をする中で、果汁17%とアルコール度数6%の黄金比にたどりつきました。割合いが違うと、印象がずいぶん変わってきます。そこで、一番おいしい状態で味わってもらいたかったから」との旨を語りました。
味は……
お店で飲む手しぼりのサワーのよう
はたして気になる味はどうでしょう? 記者は、製品発表会でいち早く試飲できました。
缶に直接口をつけてグッといきますと、シークヮーサーの爽やかな清涼感が喉を抜けていき……。
……ああ、おいしい。とても、とても。
とっさに、「おいしい」という言葉以外がうかばないくらい、瑞々しい柑橘の風味に胸が満たされました。手でしぼったような果汁のフレッシュさ。シークヮーサーの鮮烈な酸味、ほのかな苦み、レモンのまろやかさ。果汁を贅沢に使用しいているというのが確かにわかる、リッチな果汁感でした。
缶チューハイにありがちなアルコールのえぐみを抑えて、スッと飲めて抜けが良い後味。缶から直接いただくと濃厚な果汁の味が楽しめますし、氷を入れたグラスに注ぐとより果実の香りが立ちましたよ。
既製品の缶チューハイとは思えないような果汁感に、果実のおいしさを売りにしているお店でいただく、手作りのサワーのようだと感じました。
田中秀子さんいわく、目指したのは、様々な缶チューハイが史上にある中、質の良いものをつくって、飽きられず長く飲み続けてもらえる缶チューハイだそう。
「ハイサワー缶プレミアム シークヮーサー×レモン」は、高級スーパーや百貨店を中心とした量販店や、酒販店、オンラインショップなどで販売されるそう。価格こそ一般的な缶チューハイより高めですが、「確かに、違う」というのが体感できるのはないかと。お酒好きの人はぜひ飲んでみてほしいです。
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