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卸売業者と飲食店をつなぎ、飲食店の仕入コストを改善できるプラットフォーム

2019年04月16日 09時00分更新

 XTechは4月15日から、子会社のクロスマートを通じ、卸売業者と飲食店をつなぐプラットフォーム「クロスマート」を開始する。

 営業を効率化し、新しい取引先店舗を開拓したい卸売業者と、仕入先の見直しや仕入コストの削減を目指す飲食店をつなぐプラットフォーム。

卸売業者用ページ

 卸売業者はクロスマートに掲載された飲食店の納品データから、効率的に見込み客を見つけられる。クロスマートに掲載された情報は、納品データ(何を、どれくらい、いくらで仕入れているか)にくわえ、飲食店の創業年数・系列店舗数などもある。卸売業者は新規取引を検討する際に、飲食店の与信設定の参考にできる。

飲食店用ページ

 飲食店は、納品データのみをクロスマートに公開することで、利用料0円で卸売業者から最適な提案をしてもらえるので、効率よく仕入コストを削減できるという。事前に実施したテストでは、飲食店は1店舗につき複数の卸売業者から提案があり、仕入価格を平均5%下げられたという。

 取締役で事業責任者の寺田佳史氏は「飲食店の集客・予約・決済はIT化が進んでいますが、仕入に関してはまだ遅れている部分があります。特に、個店飲食店は仕入先が限定的で、新たに卸売業者から仕入の提案を受ける機会も少ない状況です。人と人、卸売業者と飲食店をつなぐことで、飲食店の方に喜んでもらえた体験があり、これを全国に拡大したいと思い、プラットフォームサービスを企画しました。クロスマートを立ち上げるにあたり、飲食店経営者や外食向けサービス経営者など多くの方にご協力いただき、プロフェッショナルなチームを作り、徹底的にコミュニケーションを重ねてまいりました。クロスマートが目指すのは、卸売業者および飲食店の両者の課題を解決し、飲食業界のさらなる発展に寄与することです。業界のスタンダードとなるサービスを目指してまいります」と述べている。

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