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より直感的な遠隔コミュニケーションを可能に

カナダ海軍、艦艇のメンテナンスなどにMR技術の導入を検討

2019年04月15日 14時00分更新

 カナダ海軍は技師らによる艦艇のメンテナンスや修復作業の効率化のため、MR技術の活用を検討していることが明らかになった。複合現実リモートアシスタントサポート(Mixed Reality Remote Assistant Support)と名付けられた本MR技術自体は、カナダの企業であるKognitiv SparkがMicrosoft HoloLens向けのソフトウェアによって実現するとしている。同社によるとソフトウェアはAR、MR、およびAI技術を導入して作り上げられているとのこと。

 本システムは、艦艇内にいる船員と遠隔地からサポートするスタッフとの情報伝達をより直感的なものにするという。船員がHoloLensを通して見ている映像がサポートスタッフに共有されるだけでなく、インタラクティブな3Dモデルやデータも目の前にしながら、ボイスチャットやビデオを通じたコミュニケーションが可能とのこと。

 複数の軍事組織でのバッググランドを持つKognitiv Spark社のCOO、Duncan McSporran氏によると、3Dモデルは紙のマニュアルを読むことにくらべて、より直感的に理解できるとのこと。「精神的な消耗もより少なくなるため、時に過酷な状況下に置かれるような兵士らにとって、こうした技術の利用は非常に有用である」と語っている。

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