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各種業務への就業者の働き方の改善に

ドコモ、スマホの使い方から集中力を推定する技術を開発

2019年04月12日 17時05分更新

 NTTドコモは4月12日、スマホの日常的な使い方から持ち主の集中力を推定する技術を開発したと発表した。

 慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室・文学部心理学研究室および東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センターとの共同開発。スマホに搭載された加速度などのセンサーや位置情報、アプリの利用履歴データなどから人の行動やスマホの使い方をおよそ250種類の特徴量として数値化。特徴量からAIが持ち主の集中力を推定するという。

 具体的には、集中力が低下しているときは持ち主の身体の動きが多くなったり、普段よりスマホの画面を見る回数が増加するといった行動の変化の観察を測定する。

 トラックやバスの運転手の前日までのスマホの使い方から当日の集中力が低下する可能性を予測するといった従業員管理、あるいは就業者が自身の集中力を可視化するなど、非効率な勤務状況の見直しへの活用が期待できるという。

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