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Galaxy A80の「飛び出す回転カメラ」を実機レビュー

2019年04月14日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集● ASCII編集部

カメラのUIはGalaxy Sシリーズを踏襲

 それではカメラを起動してみましょう。カメラのUIはGalaxy Sシリーズなどとほぼ同等です。

カメラを起動。リアカメラ利用時は一般的なスマートフォンと変わらない

 そしてカメラをフロントに切り替えると、本体上部からカメラ部分がモーターで引き上げられ、完全に飛び出たところで今度はカメラ部分が180度回転します。つまり動作は2段階。1秒以下でカメラが出てくるため待たされるという感じはありませんでした。

フロントカメラに切り替えるとカメラ部分が引き上げられ、さらにカメラが回転

 カメラをフロント側にしたところを見てみると、カメラ部分はこの状態でも若干出っ張っています。本体上部の厚みの2/3程度の部分に高画質なカメラが内蔵されており、この部分の上下可動に合わせてカメラが回転しているわけです。

フロント側にカメラを切り替えた部分のアップ

 カメラが飛び出た状態の背面はどうなっているのでしょうか? 裏側を見るとカメラのあった部分は目隠し状態になっています。ツライチで出っ張りはありません。

背面側を見るとカメラモジュール部分の裏側は本体と同じ色で目隠しされる

 可動部分を見てみると、左右前後にぶれないように本体側をレールのようにしてカメラ部分が挟み込み、上下に動いていることがわかります。出し入れどちらもモーターで動きますが、その動きはスムースで引っ掛かりもありません。

可動部分にぐらつきが起きないような設計になっている

カメラ部分を別のアングルから

 フロントカメラはセルフィーするとき以外はあまり使うことがありません。普段ディスプレーを見るときにフロントカメラが無くても困ることはないでしょう。動くカメラのギミックはコストもかかりますし故障率も高くなりそうですが、それでもあえて「フルビュー」可能なディスプレーを採用するチャレンジングな取り組みが最近のGalaxy Aシリーズには増えています。

 なお、セルフィーするときに本体を横向きにすることはあまりないでしょうが、縦に伸びるため横向きにするとフロントカメラ使用時はかなり横に長く伸びます。

横向きにしてフロントカメラを出すとかなり横長になる

裏から見てみる

特徴的なカラバリ
日本でも若者にウケそうなモデル

 本体カラーはAngel Gold、Ghost White、Phantom Blackの3色ですが、背面の色を見るとAngel Goldはライトなベージュ色、Ghost Whiteは薄いブルーに見えます。微妙な中間色仕上げで上質なイメージをうまく出しているといえるでしょう。

 Galaxy A80は、カメラ性能だけを見ても他社のハイエンドスマートフォンに匹敵するスペックです。OPPOやVivoなどの高性能カメラフォン同様、ミッド・ハイレンジな性能で若い世代をターゲットにした端末だけに、Galaxy S10シリーズと並ぶ人気製品になりそうです。動くカメラのギミックは毎日Galaxy A80を使うことが楽しくなりそうなだけに、日本での発売を期待しましょう。

本体カラーは3色展開

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