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アップル、中国市場でiPhone値下げ 低迷の打開策となるか!?

2019年04月12日 09時00分更新

売り上げに占める中国の比率が低下

 中国市場はAppleにとって米国、欧州に次いで3番目の市場であり、全体の約15~6%を占めるという。2015~16年ごろは欧州の比率を上回っていたが、2018年第4四半期より欧州の比率の方が中国を上回っている。

 中国は人口やGDPの成長率からも重要な市場であり、ここで成長が鈍化していることは危険な信号だ。Appleは1月にも、中国で小売店で販売するiPhoneの値下げを実施したが、今回の値下げで状況が変わるかはわからない。

 とここまで書いたものの、少し前に米国のテクノロジー企業のイベントで一緒だった中国・北京からの女性記者2人はiPhoneユーザー。1人は最新のiPhone XSだった。セルフィーを始め写真が大好きな2人組だったが、ファーウェイの高性能カメラよりもiPhoneブランドの方が大切らしい。一方で、チェコからの男性記者はHUAWEI P20。中国の女性記者はHUAWEI P20の性能自体は認めつつも、「Appleのスマートフォンでなければだめ」とのことだった。まだまだブランドとしてのAppleは健在ということなのかもしれない。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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