週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ドライブレコーダーはメーカー純正モデルが使いやすいワケ

フロントカメラより綺麗!?
純正リア専用ドラレコ

 話をリア用ドラレコへと移しましょう。種類は1種類のみで価格は2万7000円になります。前出のナビ連動タイプと合わせると5万7240円になりますが、同時に購入すると5万6160円と少し安く導入できます。

リア用ドラレコ写真はマイクロSDカードを少し出した状態

取り付け時、車内から見た様子。静止画ボタンも備える

 ナビゲーションとつながっておらず単体動作となるリア用ドラレコ。解像度は1920×1080ドットのフルHDで画素数は300万画素。水平方向117度、垂直方向70度の視野で、付属する8GBのmicroSDカードに高画質モードで約70分/標準モードで約120分の動画録画が可能です。

 駐車録画機能はありませんが、オプションの録画キット(3780円)を購入すれば、衝撃感知後30秒間の録画ができます。

 本体は手動録画ボタンなどは備えていますが、モニター画面などはなくとてもコンパクト。ルームミラーの邪魔にはなりません。ただし、撮影した画像を見る場合はPCが必要となります。

 今回の取材で用いているVEZEL HYBRIDには、車両後方に取り付けたカメラ映像をルームミラーに表示する「アドバンスドルームミラー」(8万4240円)が取り付けられていたのですが、こちらにはドラレコ機能はないため、リアに2つカメラが取り付けられている状態になります。これをひとつにまとめればシンプルでいいのでは……と思った次第です。

左がリア専用ドラレコ、右がアドバンスドルームミラーのカメラ

カメラの映像をルームミラーに映し出すアドバンスドルームミラー

 では、録画したものをパソコンでチェックしてみましょう。フロントカメラと比べてリアカメラはルート上のフォルダーがいくつも存在しています。動画は主にNORMALフォルダーに格納されていますが、衝撃感知時にはEVENTやPARKINGのフォルダーに移動します。

リアカメラのmicroSDカードにアクセスした状態

NORMALフォルダの動画

 ファイル形式はMOVで、1分ごとに約115MBの動画が並んでいます。ファイル名はフロント側ドラレコと同様、年月日時の法則があるので、見つけるのは簡単です。

画質はさすが300万画素といったところで、地域名も判別できます。夜は雨が降っていたため、水滴がついたのはご愛嬌といったところでしょうか。動きもとてもスムーズでした


リアカメラ 朝


リアカメラ 夜

「安心・確実・カンタン」な
純正ドラレコは導入の価値アリ!

 ドラレコは基本的には取り付けたらそのまま放置、動いていて当たり前、という扱いの機械ですので、信頼性はなにより重要視されるもの。その面において「ホンダの純正」という安心感はなによりも代えがたいものがあります。

 本来こういったテストでは、◯◯モードの場合、などの実験をするべきなのですが、純正ドラレコの場合はそのような複雑な設定が一切ないので、どう使っていいのか迷う必要もありません。つまり、誰でも何時でも綺麗に録画できるのです。

 また、量販店で悩んだ挙げ句に購入しても、作業時間の都合で後日来店を、という場合もあります。純正ならディーラーでの定期点検や車検の際に「作業のついでに取り付けておいて」と事前に言っておけばすべて終わるのもよいですね。

 また今回、200万画素モデルより300万画素モデルの方が当然ながら綺麗で証拠能力が高まるように、ドラレコは現在進化を続けている商品です。1度購入したら終わりではなく、技術の進化にあわせて、定期的に買い換える(アップデートする)方が望ましいでしょう。

 「万が一」はいつ起きるかわかりません。愛車を守る上で「イイ物が出るまで取り付けない」という選択肢はないと思います。大型連休のおでかけ前に導入してみてはいかがでしょうか?

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります