フロントカメラより綺麗!?
純正リア専用ドラレコ
話をリア用ドラレコへと移しましょう。種類は1種類のみで価格は2万7000円になります。前出のナビ連動タイプと合わせると5万7240円になりますが、同時に購入すると5万6160円と少し安く導入できます。
ナビゲーションとつながっておらず単体動作となるリア用ドラレコ。解像度は1920×1080ドットのフルHDで画素数は300万画素。水平方向117度、垂直方向70度の視野で、付属する8GBのmicroSDカードに高画質モードで約70分/標準モードで約120分の動画録画が可能です。
駐車録画機能はありませんが、オプションの録画キット(3780円)を購入すれば、衝撃感知後30秒間の録画ができます。
本体は手動録画ボタンなどは備えていますが、モニター画面などはなくとてもコンパクト。ルームミラーの邪魔にはなりません。ただし、撮影した画像を見る場合はPCが必要となります。
今回の取材で用いているVEZEL HYBRIDには、車両後方に取り付けたカメラ映像をルームミラーに表示する「アドバンスドルームミラー」(8万4240円)が取り付けられていたのですが、こちらにはドラレコ機能はないため、リアに2つカメラが取り付けられている状態になります。これをひとつにまとめればシンプルでいいのでは……と思った次第です。
では、録画したものをパソコンでチェックしてみましょう。フロントカメラと比べてリアカメラはルート上のフォルダーがいくつも存在しています。動画は主にNORMALフォルダーに格納されていますが、衝撃感知時にはEVENTやPARKINGのフォルダーに移動します。
ファイル形式はMOVで、1分ごとに約115MBの動画が並んでいます。ファイル名はフロント側ドラレコと同様、年月日時の法則があるので、見つけるのは簡単です。
リアカメラ 朝
リアカメラ 夜
「安心・確実・カンタン」な
純正ドラレコは導入の価値アリ!
ドラレコは基本的には取り付けたらそのまま放置、動いていて当たり前、という扱いの機械ですので、信頼性はなにより重要視されるもの。その面において「ホンダの純正」という安心感はなによりも代えがたいものがあります。
本来こういったテストでは、◯◯モードの場合、などの実験をするべきなのですが、純正ドラレコの場合はそのような複雑な設定が一切ないので、どう使っていいのか迷う必要もありません。つまり、誰でも何時でも綺麗に録画できるのです。
また、量販店で悩んだ挙げ句に購入しても、作業時間の都合で後日来店を、という場合もあります。純正ならディーラーでの定期点検や車検の際に「作業のついでに取り付けておいて」と事前に言っておけばすべて終わるのもよいですね。
また今回、200万画素モデルより300万画素モデルの方が当然ながら綺麗で証拠能力が高まるように、ドラレコは現在進化を続けている商品です。1度購入したら終わりではなく、技術の進化にあわせて、定期的に買い換える(アップデートする)方が望ましいでしょう。
「万が一」はいつ起きるかわかりません。愛車を守る上で「イイ物が出るまで取り付けない」という選択肢はないと思います。大型連休のおでかけ前に導入してみてはいかがでしょうか?
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