NTTドコモは3月26日、日本全国でAI(人工知能)を活用したドコモのオンデマンド交通システム「AI運行バス」を提供すると発表。提供開始は4月1日から。
乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるとうたう交通システム。スマホのアプリや電話での予約をもとに、AIが車両を配車。膨大な計算量から効率的な車両・ルート(乗る組み合わせ)をリアルタイムで算出する。
4月1日から、九州大学伊都キャンパスで商用提供も開始する。本提供はスマートモビリティー推進コンソーシアムの取り組みの一環だという。
同社は、2017年3月から未来シェアとモビリティーサービスプラットフォームの共同検討を開始。これまで東京都副都心地区、九州大学、兵庫県神戸市、鹿児島県肝付町、神奈川県横浜市、群馬県前橋市などで実証実験をしている。リアルタイムで効率的な車両・ルートを導き出すAI配車機能の確立を試み、一定の品質・性能を実現できたという。実証実験では延べ9万人の輸送の実績があるとする。
提供価格は初期導入費用が50万円、月額利用料は18万円から。営業区域数とバスの車両台数で異なるとのこと。同社は今後、2020年度末までに100エリアでの導入を目指すとしている。
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