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TSUKUMOとセンチュリーマイクロの協業によって生まれたOCメモリーが爆誕!

動作電圧を変えずにOCできる「G-GEARメモリ」の実態に迫る!

2019年04月10日 11時00分更新

標準のDDR4-2666メモリよりも高い数値を示した!

今回検証したG-GEARメモリー

 では、実際にG-GEARメモリがどの程度のポテンシャルを有しているのか、いくつかのテストから明らかにしてみたい。今回使用したPCは、TSUKUMOのゲーミング向けデスクトップPCの「G-GEAR mini GI5A-A190/XT」。CPUにAMDの「Ryzen 5 2400G」を採用したミニタワー型エントリーモデルである。なお、サポート対象外にはなるが、今回はXMPを利用して、G-GEARメモリをDDR4-3200で動作させた場合のパフォーマンスもテストしている。

 まずは、「CPU-Z」(Version 1.87)で、G-GEARメモリの仕様を確認しておこう。すると、CLは22clocksのようで、SPDにはXMP利用時にDDR4-3200とDDR4-2666の設定が用意されている。また、動作電圧を見てみると、嶋野氏が語っていたように、どの設定でも1.20Vで揃っているのが確認できる。

CPU-ZでG-GEARメモリの仕様を確認したところ。CLは22clocksであることが見て取れる

CPU-ZでSPDの内容を見てみると、Part Numberに「G-GEAR - MEMORY」と表示されている。また、Voltageはすべて1.20Vで揃っているのはなかなかインパクトがある

 そこで、「Sandra 2018 SP4」におけるメモリーの帯域幅をチェックできる「Memory Bandwidth」の結果を見てみよう。

 すると、G-GEARメモリはG-GEAR mini GI5A-A190/XTに標準で搭載されていたDDR4-2666対応メモリーから5~6%高いスコアを発揮。DDR4-3200動作時にいたってはさらにスコアを伸ばし、DDR4-2666対応メモリーとの差を14%ほどにまで広げている。

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