利用時間制限や課金制限も可能。レポートで後からチェックしよう
子どものスマホ使い過ぎを専用アプリなしで止めさせる! iOSの「スクリーンタイム」利用方法教えます
子どもがスマホばかり触って勉強しない/寝てくれない!
子どものスマホの使い過ぎが心配という保護者は多いだろう。子どものスマホトラブルで目立つのが、SNSやスマホゲームの利用時間が長くなり、睡眠時間や学習時間が減少する問題だ。
iOSの「スクリーンタイム」を使えば、利用時間制限や課金制限などが可能だ。他のアプリを使わず、元々のiPhoneの機能で制限できるため、手軽に試せるはず。今回はこの「スクリーンタイム」の使い方についてご紹介したい。
子ども用スマホでスクリーンタイムをオンにしよう
iOSの「設定」→「スクリーンタイム」をタップ。初回は「スクリーンタイムをオンにする」をタップしよう。スクリーンタイム機能の説明があるので、「続ける」→「これは自分用のiPhoneです」または「これは子供用のiPhoneです」とタップすると、スクリーンタイム機能がオンになる。
「これは子供用のiPhoneです」を選ぶと、この後にパスコードの設定や機能制限設定画面となる。設定できるのは、「休止時間」「App使用時間の制限」「常に許可」「コンテンツとプライバシーの制限」の4項目。
休止時間や課金制限などを設定しよう
「休止時間」は画面を見ない時間帯のこと。休止時間は、許可したアプリと電話だけが利用可能となる。開始時間と終了時間を設定しよう。休止時間が始まる5分前にはリマインダーが表示される仕組みだ。夜間は利用できない設定にすると、布団の中で利用されて睡眠時間が減るなどのトラブルが防止できるはずだ。
「App使用時間の制限」は、対象とするアプリカテゴリの1日あたりの使用時間の制限を設定できる機能だ。使用時間の制限は、毎晩午前0時にリセットされる。
「制限を追加」をタップし、「すべてのAppおよびカテゴリ」または、「SNS」や「ゲーム」などカテゴリの前にチェックを入れて「次へ」をタップ。利用して良い時間を設定して「追加」で設定できる。制限終了の5分前には通知が表示されるようになっている。
「常に許可」では、休止時間中でも使用可能なアプリを設定できる。「電話」の他「マップ」など、依存性は低く利便性が高いアプリは許可してもいいかもしれない。
「コンテンツとプライバシーの制限」では、不適切なコンテンツをブロックできる。「iTunesおよびApp Storeでの購入」でApp内課金などが禁止できる。「コンテンツ制限」から、アプリの年齢制限やコンテンツごとのブロックする設定、アクセスできるWebコンテンツなどが設定できる。
レポートで使用時間をチェック!
アプリやカテゴリごとの利用時間もチェックできる。スクリーンタイム画面で「◯◯のiPhone」をタップすると確認できるようになる。上部で「今日」「過去7日」で期間を切り替えよう。
「カテゴリを表示」でカテゴリ別、「AppとWebサイトを表示」でアプリやウェブサイトごとの使用時間が確認できる。特に利用時間が長く制限したいアプリは、使用レポートのアプリ欄をタップし、アプリごとのレポートを開く。「制限を追加」をタップして、特定アプリの制限時間を設定できる。
このようにスクリーンタイムはかなり多機能なので、子どもにiPhoneを持たせる場合は活用してみてはいかがだろうか。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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