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寒冷地でのディスプレー損傷を防ぐ:

アップル折りたたみiPhoneを部分的に温める特許出願

2019年03月04日 21時00分更新

 アップルが寒冷地での折りたたみ式デバイスのディスプレー損傷を防ぐための特許を出願していたことがわかった。米メディアAppleInsiderが2月28日に報じた。

 折りたたみ式デバイスの問題は、何度もディスプレイを折りたたんだり展開したりする際にヒンジ周りの画面が損傷してしまう点だ。アップルはディスプレーが冷えていることがこの原因だとしている。

 特許では、ディスプレーの損傷を防ぐためにデバイス内にマイクロヒーターを搭載。内蔵された温度センサーがディスプレイ温度が低いと判断した場合、加熱してヒンジ周りを温めるという。

 また、アップルはヒーターを使わない代替案としてディスプレイ自体の発熱を利用する方法も提案している。この方法では、ヒンジ周りのディスプレイに集中してスクリーンセーバーを再生し、画面を温めるという。

 そのほか加熱してもディスプレーが十分に温まっておらず損傷する可能性がある場合、折りたたみ式デバイスを展開できないようにするラッチ機構(掛け金)も提案している 。こちらはあくまでも展開を防ぐものであり、折りたたむことに関しては自由にできるようだ。

 今回の特許が実現されるかどうかはわからないが、アップルは折りたたみiPhoneについて研究を続けているようだ。


筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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