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横から見ればケーキと同じだし……:

セブン「カップのショートケーキ」食べやすくてイイね

2019年03月05日 10時00分更新

食べやすいこと、この上なし
口当たりはケーキよりムースという感じもする

フタを開けてみると「ショートケーキです」という感じはしない

 いざ食べようとしてみると、「これからケーキを食べます」という感じにはならない。形状もさることながら、いちごがのっていないことが、心理的に大きいのではないだろうか。「ショートケーキを想像してみてください」といわれて、いちごを上にのせない画を思い浮かべる人がいるだろうか。ビジュアルは大事だ。

スプーンに取ると、こんな感じ

 味はどうだろう。食べてみると、やっぱりショートケーキなんだよなあ、これが。構成要素がほぼショートケーキと同じなので、当たり前といえば当たり前ではある。クリームは甘めでしつこくないし、いちごの酸味もきちんとアクセントとして成立している。よい意味で、想像通りといえようか。

 通常のショートケーキと比べると、形状的にスポンジの量が少なく、ミルクムースが入っているため、口当たりだけでいえば、ケーキというより、ムース感がやや強い。とはいうものの、その点を承知して食べるのであれば、食べやすさが魅力のスイーツといえる。崩れないし、こぼれにくい。これは文句なしに利点。

断面を見るとケーキっぽくないですか? 無理がある? そう……

 見ればわかるとは思うが、層になっているので、食べ方にも気をつけたいところ。スプーン(あるいはフォーク)で小さくすくうのではなく、底の方まで一気に取ってほしい。そうすることで、より一層の「ショートケーキっぽさ」が堪能できるだろう。

 今回は、アスキーグルメ担当のナベコさんにも食べてもらった。

アスキーグルメ担当のナベコさん。「TVチャンピオン 極」にも出演し知名度はうなぎのぼり(だと思う)

ナベコさん「ミルクムースを土台に、スポンジ、果肉ソースやストロベリームースを重ねているため、ムースが主体。口あたりがなめらかで食べやすいのがよいなと思いました。お茶など水分がなくても食べ進められます。食べやすさを追求したセブンなりの発想なのでしょう」

「びっくりしたのは、よくあるショートケーキとは異なり、スポンジの部分が少なかったこと。いちごの酸味とムースの組み合わせはやさしい味わいです。ただ、スポンジの質感が好きという人は物足りないかな。あと、いちごは果肉ソースとしてのっているので、いちごを一粒まるまる食べたいなら、ちょっと違うと感じるかも」

 ショートケーキの味わいを、カップで手軽に楽しめるのがよさなのだろう。「とにかくケーキを食べました!」という充実感には欠けるが、それなら普通のケーキを選べばよい。オフィスなどで食べやすい、アイデアの光るスイーツとして評価したい。


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。編集部では若手ともベテランともいえない微妙な位置。

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