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質の高い顧客を獲得できる専門家のホームページを目指そう

士業や専門家のホームページが劇的によくなる10の改善ポイント

2019年03月18日 11時00分更新

文● 益子貴寛(Takahiro Mashiko)
提供: デジタルステージ

3.トップページを見ただけで得意分野と地域がわかるように

 これは、第5回で説明したポイントである。

 重要なことはトップページで伝えきること、そして、何にも「得意分野」と「地域」が伝わる内容にすることを意識しよう。何か地域的な活動をしているのであれば(コミュニティーFMやコミュニティー誌への出演、公益活動など)、それらもきちんと掲載しよう。

4.問い合わせ動線をわかりやすく

 同じく、第5回で説明したポイントである。

 すべてのページの上部や下部に、問い合わせフォームや電話番号のリンクを載せるのはもちろん、よくあるご質問の中で、たとえば「このような業務については、規模によってお受けする金額が変わります。くわしくは、お問い合わせフォームかお電話でご相談ください」といった文言に、問い合わせフォームや電話番号のリンクを設定するとよい。

 BiNDupの「ポップアップ」を使って、電話番号やフォームへのリンクを置いたり、フォームそのものを配置するのもよいだろう。

5.よくあるご質問とお客様の声の充実

 これまで顧客から寄せられた質問のうち主要なものは、「よくあるご質問」に回答とともに掲載しよう。項目は、他のサイトを参考にしながら肉付けしてもよい。すでに書いたとおり、回答によっては、問い合わせフォームや電話への動線を設定しておこう。

 また、「お客様の声」も掲載しておきたい。なぜなら、顧客に疑似体験を提供するためである。

秀逸な専門家のホームページをピックアップ

 HTMLなどの知識が要らず自社でのサイト運用を可能にする「BiNDup」は、多くのスモールビジネスに支持されている。実際にBiNDで作成された秀逸なホームページを紹介する。

シノベ写真事務所
http://www.shinobe.jp/

 東京・神奈川・埼玉を中心に、法人向けの出張撮影サービスを提供する写真事務所。「よくある質問」が一問一答形式で端的にまとまっており、たいへんわかりやすい。フォトギャラリーなど実績が伝わる全体のコンテンツ量も豊富で、非常に高いレベルの課題解決型ホームページである。

6. プロフィールをしっかりと載せる

 プロフィールには、名前はもちろん、簡単な経歴と保有資格などをきちんと書いておこう。趣味、家族構成、座右の銘などを載せてももちろんよいが、「あなたの街の専門家」的な色が強くなるので、もし業務や顧客像のイメージにマッチするなら載せよう。

 基本的に、プロフィールは多めに書いておいて損はない。ただし、思想信条、政治的な考え方は、専門家としてのニュートラルな印象を損なうので、慎重に判断したい。

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