プロジェクターに求められているのは画質
発表会では、同社のこれまでの経緯を説明した。ベンキューは、グローバルでは2004年からプロジェクターを取り扱いはじめ、2005年からホームプロジェクターに進出。2011から2012年にかけて、本格的に国内展開を開始した。2011年にはホームプロジェクターでもフルHD解像度に対応し始めたことで、売上が拡大してきた。
2017年には4K解像度に対応した製品も登場。同社では2018年には4K対応のエントリーモデルを提供。矢継ぎ早に新製品を投入することで、2018年度には4Kプロジェクター市場でシェアトップを獲得した。ベンキュージャパンの菊地正志社長は、今年はさらに4Kプロジェクターを充実させる考えを示している。
その新製品となるのがHT3550で「求められているのは画質。HT3550はホームシネマに求められる再現性を十分満たしたモデル。ハイエンドとエントリーの中間に位置する。ストライクゾーンど真ん中」だと菊地社長は話す。
屋外で使える小型プロジェクター
同時に、モバイルプロジェクターとして「GV1」も発表した。DLP方式を採用し、WVGAの0.2型DMDパネルを搭載する。解像度は854×480ドット、明るさは200ルーメン、コントラスト比は100000:1、表示色は1670万色、光源はLEDで光源寿命は通常で2万時間。自動台形補正、15度の角度調整機能を備えている。5W×2のスピーカーも内蔵する。
OSにはAndroid 7.12を搭載し、無線LAN、Bluetoothを備える。AirPlayやGoogle Castに対応するため、iOS、Android端末からワイヤレスで映像を受信して投影が可能。Windowsからの映像配信もできる。
本体サイズは幅80×奥行80×高さ155mm、708g。3000mAhのバッテリーも内蔵し、3時間の投影が可能だという。USB Type-C端子も備えているほか、キャリーケースやリモコンも付属する。ペットボトルのような縦型のデザインで安定して自立する点やBluetoothスピーカーやヘッドフォンに対応する点などから、屋外での利用や一人でも楽しめる点をアピールする。
投影サイズは30〜100インチで、1mの距離で35インチの投影が可能。発売は3月26日から、価格はオープン価格だが、実売想定価格は4万3000円前後。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります