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ベンキュー、4K UHD HDR対応で一人暮らしの部屋に置けるプロジェクター

2019年02月27日 15時10分更新

 ベンキュージャパンは、4K HDRに対応しながら手ごろな価格を実現したDLP方式の短焦点プロジェクター「HT3550」を発表した。DCI-P3色空間の95%をカバーし、4〜5畳の部屋でも100インチのサイズで投影できる点をアピールする。発売は4月下旬で、価格は19万8000円。

HT3550

一人暮らしの部屋でも柔軟に設置できる4Kプロジェクター

 HT3550は、映像の制作者が想定した色をそのまま再現する「CinematicColor」を採用したプロジェクター。広い色空間のDCI-P3の95%をカバーしており、特に赤と緑で豊富な色再現を実現しているという。メカニカルアイリスの採用により、明部と暗部の高い再現性を誇り、高コントラストの映像を表示できる。

CinematicColorは色の忠実な再現を目指し、専用のRGBRGBホイールを採用。DCI-P3のサポート(HT3550は95%)、工場出荷時のキャリブレーションと認証書の添付をする。以下は後述するHT5550の説明だが、おおむねHT3550でも共通している

DCI-P3は広色域をカバーする

特に赤色と緑色の色域が広くなっている

ISFcccの認証書を添付する

 0.47インチのDMDパネルを採用し、明るさは2000ルーメン、コントラスト比は30000:1、表示色は30bit、光源はランプで、光源寿命は通常で4000時間とする。ズームは光学1.3倍で、自動台形補正を搭載。レンズシフトは±5%、5Wチャンバースピーカー×2を備えている。本体サイズは幅380×奥行263×高さ127mm、重量は約4.2kg。

4K解像度を実現する0.47インチのDMDパネルを採用

HDR10とHLGをサポート

 HDR Pro技術で、HDR10とHLGに対応し、Blu-ray DiscのHDR映像やYouTubeや4K放送のHDR映像を表示できる。10枚のガラスレンズで構成したレンズは低分散コーティングを施すなど、画質も重視。縦レンズシフトや1.3倍ズーム、自動台形補正で柔軟な設置ができ、2.5mの距離で100インチ相当の表示が可能。そのため、4〜5畳の部屋でも対応できるという。

HDR Proによってより高い色再現性などを実現する

他社同等製品との比較。赤の表現や暗部の再現性がより高い

 同社では「書斎などの一人用の部屋、一人暮らしの部屋でも柔軟に設置できる」としており、特に日本に最適な製品だとしている。スピーカーを内蔵している点も、「ちょっと映画を観たいという人にうれしい機能」とアピールする。MaxxAudioのサウンドエンハンスメントエンジンを採用したCinemaMasterオーディオエンハンサー技術により、サウンド面でも配慮されているという。

5畳の部屋でも対応できるという

主なスペック

10枚のガラスレンズを採用

日本の比較的小さな部屋でも100インチサイズで表示できる

スピーカーも内蔵。ハーフレンズカバーで光の反射も抑えられている

オーディオエンハンサーも搭載して音の良さもアピールする

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