NTTコミュニケーションズは2月14日、企業向けVPN上で利用できるクラウド型コンテンツ共有サービス「Box over VPN」のデータ保管先を、日本国内のサーバーに限定できる「Box Zones Japan」への対応を発表した。提供時期は6月予定。
NTTコミュニケーションズとクラウドストレージサービス「Box」を提供するBox Inc.は2015年6月に提携を発表、Box over VPNは2016年3月から提供している。
インターネットを介さずセキュアに利用できるBox over VPNにおいて、個人法人を問わずデータの保管先そのものへの関心、特にセキュリティーを重視する官公庁や地方自治体、金融機関などのニーズの高まりを受けて今回のサービス提供に踏み切ったという。重要なインフラを担う企業などにおいても、今後同様の動きが起こることが予想されるとのこと。
従来Box上のコンテンツはすべて米国のデータセンターに保管されていたが、2016年より利用するデータセンターを各地域や国から選択できる「Box Zones」の提供を開始。このうち、データの保管先を日本国内に指定できるメニューがBox Zones Japanだ。VPN接続メニューとともに、大容量のデータ転送に対応できる1Gbps帯域拡張オプションの開始も予定している。
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